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2017年08月30日

宇佐美貴史がブンデス2部デュッセルドルフへ移籍

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既報通り、宇佐美貴史が2部フォルトゥナ・デュッセルドルフへとレンタル移籍することが発表された。25歳の日本代表MFの背番号は33で、昨日ハノーファーへと移籍したベブーの穴埋めが期待されている。

宇佐美は「フォルトゥナへの移籍がうまくいって、とても嬉しいです」と喜びを述べ、「ホッフェンハイムの一員として、このESPITアレナで対戦したことをよく覚えていますが、ここのファンとスタジアムはとても印象深かったです。それもこの移籍を決断した理由の1つですし、新しいチームメイトとこれから知り合い、そして再びピッチに立てることを心待ちにしています」と言葉を続けた。

さらにクラブ公式では、「なお、今回のフォルトゥナが宇佐美を獲得する件に賛同したプレミアムパートナーである東洋タイヤ社は、支援を増資することでこの移籍の実現に貢献している。」ことも明かしており、さらにフリードヘルム・フンケル監督は「宇佐美貴史は秀でた技術を持っており、そして素晴らしいドリブラーでもある。また、25歳という若さで、すでに日本とドイツで200試合以上に出場している経験を持っている。ただし、継続的な出場に慣れるまでに、少し時間を与えていくことが必要だ」とコメント。

2011年に日本が誇る大きな才能としてバイエルン・ミュンヘンへと入団した同選手は、その後にホッフェンハイムへのレンタル移籍を経て、一度はガンバ大阪へと復帰。そして昨夏にアウグスブルクにて再びブンデス挑戦を決意したのだが、しかし2度目の挑戦もここまでは思うようにことは運んでいない。

なおデュッセルドルフにて指揮をとるフンケル監督は、かつて高原直泰や乾貴士、大迫勇也ら日本代表を指導した実績があり、特筆すべきは乾(ボーフム)と大迫(1860)は当時2部のクラブから1部のクラブ(乾は1年でフランクフルト、大迫は半年でケルン)へと飛躍を遂げたことだろう。

またデュッセルドルフ市はヨーロッパ屈指の日本人街であり、日本語のクラブ公式ページ(http://japan.f95.de/)や、日本語のツイッター(https://twitter.com/f95_jp)、クラブ公式マガジンなどが日本語による情報が充実。さらにクラブには金城ジャスティン俊樹、U19の伊藤遼哉らがプレー中。

そして同じくユリアン・ギュンター=シュミットもレンタル移籍。こちらは3部イェナへ1年間の期限付きでの加入となっている。

その一方でアウグスブルクは、今季から3部に降格した1860ミュンヘンより、SBキリアン・ヤコブ(19)を獲得したことを発表。契約期間は2022年までで、マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は「キリアンは若手ドイツ人選手であり、大きな伸び代をもった、ポリバレントな選手だよ。」との評価を述べた。


シュテファン・ロイター(マネージャー:アウグスブルク)「我々は宇佐美貴史が持つクオリティに100%の確信を抱いている。そしてこれからデュッセルドルフでさらなる実戦経験をつみ、成長へと繋げていってくれると信じているよ。ギュンター=シュミットについては、実戦経験を積むということが重要なんだ。我々はイェナでそれを多く得られると見ている。だからこのレンタルを決断したのだ」

マヌエル・バウム(監督;アウグスブルク)「ヤコブの獲得はまさに我々にぴったりな補強だ。彼は将来性をもった選手であり、これからトップチームでの練習に参加することになるよ。それから成長をみていくことになる。これはストラテジックで、インテリジェントな決断だ。若い選手を獲得し、そして十分な時間を与えて作り上げていく。ちゃんとしたレベルになるようにね。これはアウグスブルクが歩んでいくべき道筋だと思うよ。スタフィリディスについては、私はまったくわからない。現状がどうなっているのか。彼は代表に参加している。それから話し合いをすることになるだろう。どうなっていくか見ていくことになるよ。移籍の駆け引きが続くということは、監督にとってだけでなく、チーム全体にとって容易なことではないんだ。もしもアウグスブルクでは得られないような好条件を提示されるならば、選手にとってプレーに集中することは困難だろう。状況が一旦収束することが重要なのだが、そのためにはまだあと二日が残されている。」

ファビアン・ギーファー(GK:アウグスブルク)「(現在は第3GKに甘んじているが移籍は?)気にしていないといえば嘘になる。決して幸せということはないさ。でも全てをこれで投げ出すなんだ馬鹿げている。ここでの4年契約があるんだ。それは僕がアウグスブルクのゴールマウスの前に立って貢献できるということを、僕も首脳陣も感じたからこそだよ。それを目指してこれからもやっていきたい。」


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