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2017年09月22日

ハーゼンヒュットル監督、バイアーの謝罪受け入れも、ロイター氏とは遺恨

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火曜日の試合ではRBライプツィヒを相手にも勝利を飾り、クラブ史上最高の開幕ダッシュに成功したFCアウグスブルク。だがこの試合の終盤で主将のダニエル・バイアーが、相手指揮官のラルフ・ハーゼンヒュットル氏に対して、右手で自慰行為の仕草をみせ大きな騒ぎへと発展した

これに対してDFBスポーツ裁判所は、バイアーに対して1試合の出場停止処分と罰金2万ユーロを支払うよう求めることを判断。これを受け入れたバイアーは、改めて自身の考えを声明として発表している。

「あの場面はまったくもって不適切なものだったと思うし、あれから二日経っても何故あんなことをしてしまったのか説明ができない」と振り返った同選手は、「僕は1人の人間であり、サッカー選手だ。ミスをおかすこともあるし、その責任もとる。あのときの僕は、父としてもサッカー選手としても、決して模範などとは言えない行動をとってしまった」とコメント。

「このことで不快な思いをしたライプツィヒ関係者各位、そしてスタジアムにいたみなさんと、そしてテレビで観戦していた人々すべてに謝罪する。」と言葉を続け、「あんな愚かな行為で、せっかくの勝利に水をさしてしまった」チームメイトにも謝罪したことを明かした。

処分を受け入れたことについては「その処分はおかしなものではないと思ったから。もちろんこれが大金であることはいうまでもないけど」と述べ、さらに謝罪を受け入れてくれたすべての人々に感謝の気持ちも表している。

その一方でハーゼンヒュットル監督に対しては、これ以上の謝罪は行わない考えを見せており、「試合終了後に直接謝罪しようとしたし、そのために握手をもとめたんだ。改めて冷静に考えてみて、あれ以上のことができただろうかと思ってね。ただ残念ながらその時は話ができなかったけれど」とバイアー。

さらにロッカールームにも赴いたが追い返されており、そのことについて多くは語ろうとはせず「どの試合でも選手は戦い、そして何かしらの意思表示をするもの。90分間で試合はおわり、僕は挑発行為をおかしてしまった。あんなことはあってはいけないことだよ」と語った。


しかしマネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏の矛先は、むしろラルフ・ハーゼンヒュットル監督へと向けられていた。同氏は今回の問題は、ハーゼンヒュットル監督のせいで「大きくなってしまった」と考えており、むしろミスに気付いた主将のその後の態度を賞賛。

すでにピッチ上でハーゼンヒュットル監督へ謝罪へ向かっていたことを強調し、「それをさせてもらえなかったのだから残念なことだよ。」と述べ、さらにハーゼンヒュットル監督への批判は止まらず、「どのプレーに対してもファウルを求めていた。それはあまりではないか。それに試合後ピッチのうちの選手たちに駆け寄ったこともどうかと思う。」と批判を展開。

加えて試合後には、いたるところでバイアーが試合中に退場すべきだったという旨をメディアに対して語ったことにも苦言を呈しており、「以前はティモ・ヴェルナーのダイブで揺れていた監督がモラルを語るというのかい?ちょっとまってくれよ」と言葉を続けている。

「バイアーは我々にとって非常に重要な選手なんだ。だから彼が出場停止になったことはとても残念だよ。しかし穴埋めをするだけの選手はいる。最近のパフォーマンスを続けられるように願っているよ。とにかく我々にとってこの問題は、出場停止を受け入れた時点で、もう終わっている」


そして金曜日にラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、バイアーの謝罪を受け入れる考えを明らかにした。「彼が後悔しているというような印象を受けたのでね。それでこの謝罪を受け入れることにしたよ。私にとっては、もうこの話はおわりだ」

ただその一方で、ロイター氏の発言については、「マネージャーの発言については、私は正直いって発言はしたくはないよ」と述べるにとどまっている。


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