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2018年07月13日

オパレとカイウビーの処分に重さの違いが生まれた理由

FC Augsburg
FCアウグスブルク
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無断で夏季休暇を1週間以上も延期し、そして高額の罰金を支払うことになったカイウビー。アウグスブルクでは今年2月にも、幾度となく規律を乱す行動をとってきたダニエル・オパレを停止処分とする厳しい対応をみせ、世間からは大いに称賛を受けたのだが、しかしながら今回は罰金のみに留まった理由とはいったいなんなのだろうか?マネージャーを務めシュテファン・ロイター氏は、「この二つを単純に比較すべではない」と強調する。

1月おわりにシャルケ首脳陣と無断で会っていたことが伝えられたオパレについては、そもそもこれ自体については契約期間が残り半年だったために特に問題ではなかったものの、ロイター氏は幾度となく嘘を重ねていたことを問題視しており、「チームにおける規律違反」という部分から厳しい処分を科したものだ。当時ロイター氏は「アウグスブルクでは落ち着きとチームワーク、そして信頼と正直さを重んじている」と述べている。

確かにカイウビーはとった今回の行動は、そのうち「チームワークと信頼」を損ねるものであり、さらに2017年1月にもチームに無許可でリハビリと称してブラジルに滞在したという問題も起こした。しかしながらオパレとの違いは、合流した時には29歳のブラジル人FWは、嘘を重ねたオパレと異なり「正直」に謝罪を行っている。ただそれだけが理由なのか?

おそらくは選手としての価値を考慮した判断でもあるだろう。オパレはあの時期は確かに主力ではあったものの、契約切れまで半年であり、ほぼ無価値の状況にあった。一方でカイウビーについても主力選手であり、契約は2020年まで残されているところ。昨季にマークした5得点9アシストという活躍に加え、市場価値も数百万ユーロ規模のものだ。つまりここで停止処分にすることでの、アウグスブルクのメリットがあまりになさすぎるのである。

ただ罰金額の高さについては、アウグスブルクがこういった問題について、決して妥協することがないという姿勢はみせている。具体的にそれがクラブから明かされることはなかったのだが、しかしながら大衆紙ビルトが伝えたところによれば、2万5000ユーロにのぼった模様。ただこの問題はこれだけに終わるものではない。これからカイウビーが口にした謝罪が、実際に行動として示され、そしてチームからどう受け入れられるのかという課題がまた残されている。


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