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2018年07月29日

宇佐美貴史不在で、デュッセルドルフとの移籍交渉に重圧高まるアウグスブルク

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 果たしてこれは意図的なものか、一種のストライキか?アウグスブルクの中で、この言葉を口にする者は確かに誰もいないが、予定された木曜日になっても宇佐美貴史が姿をみせることはなく、クラブ側からはあくまで「個人的な事情」によるものであることが発表。しかしながらいずれにせよこの不在の時間は、アウグスブルクとフォルトゥナ・デュッセルドルフとの移籍を巡る駆け引きへプレッシャーを与えるものでもあり、それと同時に宇佐美自身アウグスブルクへの復帰は望んではいないという現状がある。

 宇佐美貴史が合流していない理由について、マヌエル・バウム監督は決して多くを話そうとはしなかった。「個人的な事情によるものだよ」とそう語ると一息つき、「もちろん、我々は彼がデュッセルドルフへ残りたいと考えていることは知っているがね」と言葉を続けた。

 数週間にわたってアウグスブルクとデュッセルドルフとの間では、宇佐美貴史の移籍をめぐり駆け引きが行われてきた。契約を2020年まで残す宇佐美貴史は明確な希望を抱いてはいるものの、クラブ間ではまだ合意には至ることができておらず、ガンバ大阪から2年前に移籍金150万ユーロで獲得したアウグスブルク側は、デュッセルドルフに対してその倍にあたる300万ユーロを求めているとも伝えられているところだ。なお交渉の状況については、マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏はコメントを控えている。

 昨シーズンのデュッセルドルフ2部優勝、そして1部昇格において重要な役割を果たしていた宇佐美だが、アウグスブルク時代ではバックアップに甘んじる日々を過ごしており、仮に復帰となったとしても今シーズンに特に大きな変化が生まれることは考えにくいだろう。復帰にあまり意欲的ではないことは決しておかしなことではなく、バウム監督も宇佐美の残留について口にすることはなかった。「契約を残す全ての選手たちと共に取り組んでいく。それが私の考え方であり、それ以上にいうことはない」

 なおマヌエル・バウム監督によれば宇佐美貴史とは、アスレティック・トレーナーが個人での調整についてコンタクトを取っているとのこと。ただし自身は特にコンタクトをとっていない。またアウグスブルク側も宇佐美貴史を構想には加えてはいないとみられ、移籍金さえ折り合いがつけば、そのまま移籍の流れになる可能性が高いだろう。


キャンプ地レンゲンフェルトで行われた2度目の練習では、20名のフィールドプレイヤーと3名のGKがプレー可能な状態にあった。ただしバイアーとの対人戦で膝に負傷を抱えた、ラニ・ケディラが早めに練習を切り上げており、同じく膝を負傷しているカイウビーが別メニュー。背中に問題を抱えるジェフリー・ハウウェーレウと負担を考慮してヤン=イングヴェア・カルセン=ブラッカーについてはランニングメニューをこなした。また足首に負傷をかかえるアルフレッド・フィンボガソンについてはホテルにとどまっており、そこで筋肉系に問題を抱えるコンスタンティノス・スタフィリディスらと共に治療に専念している。また足首を負傷しているマルティン・ヒンターエッガーと、膝に問題を抱えるフレデリク・イェンセン、そして背中に問題を抱えるヤン・モラヴェクらはキャンプ参加を見送っている。


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