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2018年08月04日

デュッセルドルフが宇佐美貴史の復帰を発表。指揮官「今季も特別な役割を担ってもらう」

FC Augsburg
FCアウグスブルク
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 既報通りフォルトゥナ・デュッセルドルフは土曜午後、宇佐美貴史を再びレンタルで獲得したことを発表した。これにより長きにわたり続いた日本代表MFを巡る駆け引きは、2部優勝後に「デュッセルドルフが大好きです!またね!」と市庁舎からファンに向かって送った宇佐美のメッセージを実現する形で終結を迎えている。

 昨季は2部28試合に出場して8得点3アシストをマークしていた同選手は、これまでバイエルン・ミュンヘン、TSGホッフェンハイム、そしてアウグスブルクにてブンデス1部通算34試合に出場。2得点2アシストを記録ており、今夏にはロシアで行われたワールドカップにて、日本代表の一員として出場も果たした。

 「またこのクラブ、この街にもどってこれてとても嬉しいです。今シーズンは僕にとっても、そしてクラブにとっても、ブンデスリーガというチャレンジが待っていますし、それを僕はとても楽しみにしているところです」と、今回の復帰について宇佐美はコメント。

 昨季終了後にも宇佐美貴史、そしてデュッセルドルフ側も残留への希望を示していたのだが、一方で移籍金の値上がりを目指したアウグスブルク側はワールドカップでの同選手のプレーをひとまず見守ることを判断。

 移籍交渉は長期化の展開へと陥っており、合宿を行なっていた際にデュッセルドルフのフリードヘルム・フンケル監督は「どれだけお金を払っても宇佐美を獲得したいが、クラブとしてはそうもいかない」とコメント。

 なおその宇佐美はワールドカップ参加のために先週にアウグスブルク合流の予定となっていたものの、個人的な事情により日本にとどまっていたのだが、それでも宇佐美自身がデュッセルドルフへの復帰を希望していることはアウグスブルクの首脳陣も認めており、最終的にはアウグスブルクとの契約を2021年まで延長してレンタル移籍することで合意している。

 昨季に出場機会を求めてデュッセルドルフへと渡った宇佐美は、当初は新天地での順応に少し時間を要するところもあったもののの、以前に指揮官は「特に原口元気のおかげで、練習場でもロッカールームでもとてもいい感覚を覚えていた」と説明。

  「原口元気不在でもやっていけるだろう。これまでの間で地盤を固めることはできている。以前よりかなりオープンに、以前よりかなりの自信をもてるようになっているよ」と言葉を続けていた。

 そして今回の復帰にあたり、フンケル監督は「特に昨シーズンの後半戦では、1部昇格において、ファンタスティックなパフォーマンスをみせてくれたし、1部復帰で重要な役割を果たしてくれた選手の一人だよ」と評価。

 「タカには今シーズンも、我々のチームの中で特別な役割を担ってもらうことになるよ」と期待感を示している。


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