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2018年07月11日

テクニカルディレクターとして復帰したトーマス・シャーフ氏

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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1972年にブレーメンのユース選手としてスタートsh、ブンデス1部281試合でブレーメンのユニフォームをきて出場。さらにその後はユース監督を経て、トップチームで国内2冠を達成したトーマス・シャーフ氏が、テクニカルディレクターとなった現在について語る

…個人的なモチベーションについて:監督という別のオプションもあった。しかし私はこれまでお金や、例えば代表監督に一度はなってみたいとか、そういう風にキャリアの決断を下したことはないし、これまでの自分の実績に満足している。より重要なことは、自分がそこに貢献できるものであるかだ。ブレーメンはユースにとても力を入れているクラブであり、そこで貢献できるというのはとても刺激的なタスクだよ。監督としてここのユースで務めたことがあるし、トップチームの監督としてユースを見ていた時期もある。そのときから大きなテーマだった。そしてそれは何もインフラ構築にお金を投じれば済むというものではない。いい人材を配置し、最高の環境を作り出すことが大切なんだ。

…具体的な仕事内容について:「まずはユースチームを知ることがはじめる。それとトップチームもみて、例えば火曜日のミニトーナメントがそうだが、そこでうちの若手がトップチームでどうやっていけるのか。それとどう我々がユース選手に実践させることがベストなのかを模索していく。それとオフィスにいる時間もそれなりにあるだろう。そこでユース監督をモニタリングしたり、意見交換をしたり、もちろん彼らの方から意見を出してもらいながら、進展させていきたいと思う」

…コーフェルと監督とのコンタクトについて:「ここでの意見交換は方向性もにだ。フロリアンは私が何を彼に提供できるかを知っているし、いつどうそれを利用するかは彼の判断次第だ。ただフロリアンがそれを希望していること、そして意義あることだと考えていることは知っている。そもそもこういった意見交換というものは、通常のビジネスでも昔から行われてきたことさ」

…ブレーメンのサッカー哲学について:「我々としては成長し、改善していきたいと思う。それは何も守備だけを考えれば済むというものではない。オフェンスに関しても、もっと仕掛けていけると考えているところだ。我々としてはもっと試合でアクティブに臨んでいきたいし、できるだけそういった場面をたくさん見せていければと思う。それが選手をのせてくれるものだしね。ただだからといって、守備をおざなりにしていいというわけではないが」

…自身の職務における成功の判断:「サッカー哲学についてもそうだが、ブレーメンというクラブを構築していく、その支えになれればと思っている。そのためには様々なプロセスをうまく最適化していく必要があるんだ。その枠組みのなかではユースとトップチームの距離は非常に近いものあある。だからどういった目的をもち、どう練習をしていくのか。トップチームにあがった初期段階での対応などがポイントになってくるよ。たいていそこまで上り詰めている若手選手というのは、ブンデスリーガになるまであとちょっとというところのレベルに達しているのだから」

…世界の流れとそのことへの対応:「一般的にここ数年はポゼッションが増加傾向にある。多くのチームがそれを採用しているが、それだけでどうにかなるわけでもない。いかに効率的にプレーできるかがポイントだ。ポゼッションは、つまりは相手の出方を見ていくというスタイルでもある。相手が深く構えたらどうしようか?パスコースはどうカバーしていくのか?そういう考えを先んじて行なっておかなくてはならないものだ。相手がオプションを手にする状況になったら、その時は自分はどう対処すべきなのか?今はコンパクトに守備を構えることが重視されており。そのためにはしっかりとしたトレーニングが必要だ。またユーロ2016ではセンターフォワードに改めて高さが必要であるという認識となった。そういった流れを意識し、そして改善を目指していく。それがサッカーというものだよ

…ドイツ代表について:「さきほど話したように、細かな部分に意識をむけるべきだ。ただ全体を一括りに考えようとするのはドイツらしいがね、それではうまくいかないものだよ。ドイツ代表は前回大会で優勝し、昨年のU21欧州選手権では主力の半分をコンフェデ杯にもってかれて優勝した。若手育成でいかにうまくいっているかの証明だ」

…今後監督になることは?:「基本的に可能性を除外はしていない。ただいまはここでの仕事についているし、監督業のことは考えていない。ブレーメンでも、それ以外のクラブでもね。今回の私のポストでは、長いスパンで考える必要があるんだ」


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