ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年08月06日

大迫勇也、ブレーメンのサッカーは「まさに自分にぴったり」

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 地元紙ヴェーザー・クーリエは、今夏にロシアで行われたワールドカップに日本代表として参加し、その初戦コロンビア戦でゴールをあげ、今季からヴェルダー・ブレーメンに戦いの舞台を移す、大迫勇也のインタビュー記事を掲載した。

 そのコロンビア代表戦でのゴールについて、大迫は「あれほどのゴールは、これまでのキャリアの中で比較できるものではありません。あのゴールはワールドカップという舞台で決めたものであり、人生の中の目標が実現した瞬間でもありました。まさに夢が叶ったんです。なので、あの時はとにかく嬉しかったですね」とコメント。

 そしてワールドカップ全体を振り返り「決勝トーナメントに進出したことは、僕たちみんな本当に喜んでいました。それにベルギー代表戦でも、実際のところ勝利をおさめるチャンスはあったんです」と述べ、「でも最終的にそれを果たせなかったことは残念ではありますし、苛立ちを覚えることでもありますが、それでも今回のワールドカップの結果についてはポジティブに見れると思います。チームがみせた戦いぶりも良いものでした。僕たちはいいベースを作り上げることができたと思いますし、これからまた精力的に取り組んでいきながらここに積み上げていきたいと思います」と、言葉を続けている。

 そのベルギー戦については「2−0とリードした時はいけるんじゃないかと頭をよぎりました。あのような試合の後ではもちろん失望は大きいものがありますけど、でも喜びの方が上回れると思いますね。16強進出は期待されていませんでしたから。今回みせたパフォーマンスは、これからの日本サッカーの発展にむけて希望を抱かせるものだと思います」と語った。

 またワールドカップという、移籍に向けて絶好のアピールの場がありながら、大会前に移籍を決断していたことについては、「契約の中に明確に期限が設けられていて、それが5月末日だったんです。ワールドカップ前に時間をかけて、フロリアン・コーフェルト監督との話し合いを行うことができ、イエスの答えを出しました。僕にとっては、仮に大会後であっても大した問題ではありませんでしたよ」と大迫。

 そして、ブレーメンを選択した理由については、「コーフェルト監督の下でヴェルダーは、とてもアグレッシブに魅力的な攻撃的サッカーを展開しています。そしてその中で成功を収めて来ました。新たなシーズンに向けた説明の中で、このスタイルについて語ってくれ、それはまさに自分にぴったりなものだと思います。なので他のクラブについて考えることはなかったですね」と振り返っている。

 また自身の役割について問われると、大迫は「スペースの間の動きですね。トップの位置とトップ下の間でプレーすることを好みます。ただもちろんウィングとしてプレーすることも1つのオプションですよ」と説明。目標としては「まずはヨーロッパリーグが目標ということになります。それのためにに僕は全力を尽くす覚悟です。」と意気込みを見せた。

 なお現在はまだホテル暮らしという大迫は、家族は今後もデュッセルドルフに住み、休みの日に戻る生活スタイルになることを明かしており、「オフは家族と過ごします。まだ小さな娘がいて、長い時間一緒にいるんですよ。ただブレーメンにいるときは、一人の時間ができてしまいますし、どうするかこれから考えます」と笑顔で返答。最後に日本とドイツとの文化における大きな違いについての質問に、大迫は以下のように答えた。

 「日本とドイツは文化的に似た部分がたくさんあると思います。几帳面かつ勤勉です。でもサッカーに対する比率というものには大きな差があると思います。日本では野球がとても高い人気を誇っていますが、ここでは全てがサッカーです。ただサッカー選手としてもちろんそれは歓迎ですけどね」



 
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報