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2016年02月29日

ドイツ誌kickerレポート:ドルトムントvsホッフェンハイム戦

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Dortmund Foul von Sebastian Rudy 6 TSG 1899 Hoffenheim an Pierre Emerick Aubameyang 17 Boruss
文:マルクス・グリレンベルガー





ドルトムント戦を含む3試合で勝ち点4。ユリアン・ナーゲルスマン監督の出だしとしては、数字の上はまぁまぁといったところだ。しかしこの3試合ではいずれも勝機をつかんでおり、改善された印象はピッチ上のプレーのみならず、発言からも見てとることができる。


今回は2位ドルトムントを相手に1−3で敗れこそしたが、開始から思い切りの良いプレーを披露し、全体的に見て勝ち点1にふさわしい展開を見せていた。しかし後半58分に快速のオーバメヤンを、セバスチャン・ルディが止むを得ず意図的にファウルで止めたのだが、これについて主審はボールに対するプレーではないと判断。一発退場を命じている。


この日26歳の誕生日を迎え、そして先制弾を挙げていたキャプテンにとっては辛い宣告となった。「主審がカードを取り出そうとした時、まさかレッドが出てくるとは思わなかったよ」とルディ。「僕はボールに対してプレーしたんだ。でもオーバメヤンが先にボールを遠くに蹴って、後ろからの僕のチャージは遅すぎたという形だったんだよ。僕の考えではレッドじゃない。ただ審判の決定は受け入れるしかないさ」


これにはGKオリヴァー・バウマンも擁護する。「ルディはオーバメヤンを止めようとしていただけだった。そこまで傷つけるようなことをしたとは思わないよ」


だがその一方で、ナーゲルスマン監督は「ラフなプレーだった。あれは間違いではない」との見方を示した。


これにより一人少なくなったホッフェンハイムは、ここまでのサッカーからコンパクトなサッカーへの切り替えを余儀なくされ、どうにかドルトムントのプレッシャーに持ちこたえ続けたものの、最後はミキタリアン、ラモス、そしてオーバメヤンのゴールに沈み、1−3で逆転負けを喫している。


「終盤で得点を重ねられれば、当然残念に感じるものさ」と振り返ったナーゲルスマン監督は、「選手たちは最後まで懸命にプレーしていたし、前半についてはとても満足している。大半ではプラン通りだった」と語った。


いかにドルトムントを苦しめていたのか。それはドルトムントのヴァツケCEOのコメントからもよく伝わってくる。「疲れ果てたよ。勝利は納めたが、本当に辛かったね。ホッフェンハイムは、うちのサッカーにうまく対応していた。最終的には勝利を収めることはできたが」


水曜日にはアウグスブルク、そして週末にはシュトゥットガルトと、残留を争う2クラブとの直接対決が控えているホッフェンハイム。現在は勝ち点18で17位に沈んだままではあるが、しかしいま見せているこのポジティブな印象であれば、恐らくは残留に向けて勝ち点を積み重ねていくことはできるだろう。

 


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