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2016年04月03日

香川がブンデス100試合達成で自ら祝砲…ドルトムントの劇的勝利を呼びこむ

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ブンデスリーガ第28節が2日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントとブレーメンが対戦した。香川はベンチスタートとなった。


ドルトムントは後半戦に入って10試合無敗をキープ。代表ウィークの中断期間を挟んで、今節は14位に沈むブレーメンをホームに迎えて3連勝を狙う。3月29日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選のシリア代表戦で2ゴール1アシストを記録した香川は、3試合ぶりに先発メンバーから外れた。


また、マッツ・フンメルスはターンオーバーで、ソクラティス・パパスタソプーロスは胃腸感染症でメンバー外。センターバック(CB)のレギュラー2選手を欠く上に、ネヴェン・スボティッチが腕に血栓症を発症して離脱となった。今節は代わりにスヴェン・ベンダーとマティアス・ギンターがCBでコンビを組む。守備に不安を抱える一方で、マルコ・ロイス、ピエール・エメリク・オーバメヤン、ヘンリク・ムヒタリアンの攻撃陣は健在。イルカイ・ギュンドアンが負傷欠場のため、中盤にはゴンサロ・カストロ、ユリアン・ヴァイグル、エリック・ドゥルムが入った。


立ち上がりから主導権を握るドルトムントは15分に決定的なチャンスを迎える。ロイスのスルーパスに反応したドゥルムが、ペナルティエリア内中央に抜け出して右足で蹴り込む。至近距離からのシュートだったが、これは相手GKフェリックス・ヴィートヴァルトの好セーブに阻まれた。23分には、カストロのパスを受けたドゥルムが、エリア手前中央に持ち上がって左足を振り抜くが、シュートはクロスバー上に外れた。


さらにドルトムントは41分、ドゥルムの落としを受けたカストロが、エリア手前左からダイレクトで右足を振り抜くが、シュートはGKヴィートヴァルトに弾き返される。45分には、右サイドのドゥルムからのクロスに、中央のオーバメヤンがオーバーヘッドキックで合わせるが、シュートは相手DFに当たり、枠を捉えられなかった。前半はこのままスコアレスで折り返す。


後半に入って53分、ついにドルトムントが均衡を破る。ムヒタリアンのスルーパスに反応したオーバメヤンがエリア内中央へ突破。落ち着いて綺麗なループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。オーバメヤンのリーグ戦23得点目でドルトムントが先制に成功した。


しかし69分、ドルトムントは不運な形で試合を振り出しに戻される。ブレーメンは左CKの流れから、エリア内中央でこぼれ球に反応したアレハンドロ・ガルベスがダイレクトで右足ボレー。シュートはゴール前のカストロの足に当たり、枠の左隅に吸い込まれた。追いつかれたドルトムントは74分、ドゥルムを下げて香川を投入。香川はブンデスリーガ通算100試合出場を達成した。


だが、その直後だった。ブレーメンは途中出場のレヴィン・エズトゥナリが粘ってエリア内右に突破し、マイナスの折り返し。中央のズラトコ・ユヌゾヴィッチが右足で合わせてゴール左隅に決めた。しかし77分、香川が自らブンデスリーガ100試合出場の祝砲を放つ。左サイドを抜け出したマルセル・シュメルツァーが深い位置からマイナスの折り返し。中央へ走り込んだ香川が左足で合わせてネットを揺らした。


ドルトムントは香川の同点ゴールをきっかけに勢いに乗る。すると82分、右CKでムヒタリアンからのボールに、中央で途中出場のアドリアン・ラモスが倒れ込みながら、ヘディングで合わせてゴール左隅に沈めた。その後、両チームともゴールに迫るが、スコアは動かないままタイムアップ。ドルトムントが3-2で競り勝ち、リーグ戦3連勝。後半戦からの無敗記録を11に伸ばした。


ドルトムントは7日に行われるヨーロッパリーグ準々決勝で、昨シーズンまで指揮していたユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールをホームに迎える。10日には、敵地で行われるリーグ戦第29節で、シャルケとの“ルール・ダービー”に臨む。ブレーメンは次節、9日にアウクスブルクとホームで対戦する。


【スコア】
ドルトムント 3-2 ブレーメン


【得点者】
1-0 53分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
1-1 69分 アレハンドロ・ガルベス(ブレーメン)
1-2 74分 ズラトコ・ユヌゾヴィッチ(ブレーメン)
2-2 77分 香川真司(ドルトムント)
3-2 82分 アドリアン・ラモス(ドルトムント)


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