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2017年09月25日

バイエルンのルメニゲCEO、ビデオ判定技術を巡る騒動に「はしかのようなもの」

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この1週間は特に、ビデオ判定に関する様々な騒動が起こっていた。なかでも注目を集めたのが、この期間で2度判定に泣かされたケルンと、2度判定でメリットを受けたバイエルンである。

シャルケ戦ではナウドの足にあたったボールが手にあたってハンドの判定となり、さらに金曜日に行われたヴォルフスブルク戦では明らかなミスジャッジによりロベルト・レヴァンドフスキがPKを獲得して先制点を奪うという事態が発生した。

バイエルンのカール=ハインツ・ルメニゲCEOはEurosportとのインタビューにて、「今はまだテスト段階にある。これは子供が”はしか”にかかるようなものさ」とコメント。さらに、まだ実質的な判断を下すには時期尚早であるとの見方を強調し、「それは早くとも1・2・3月になるだろうね」と予想している。

確かに諸問題は発生してはいるが、「これはフェアにできる技術だ」との考えをみせ、「主審もこれでやりやすくなるしね。まずは我慢も必要だ。だが最終的にはみんながハッピーになる。そう確信しているよ」と言葉を続けた。

またこのEurosportにて解説者を務めている、元バイエルンSDマティアス・ザマー氏も、「これはサッカー界の革命なんだ。しかし我慢が求められるものでもある。まったくもって新しいものなのだからね。いろいろ言いたいこともあるだろうが、しかしどうか我慢をしてもらいたい」と同じ見解を示している。


その一方で、審判員コミッショナーのミヒャエル・フレーリヒ氏は、基本的にビデオ判定技術の導入はポジティブなものであるとの見方を強調し、さらに次回の代表戦期間では、シャルケのハイデル氏が「そもそも主審がいつ使って良いのかわかっていないように感じる」と述べるなど、どのタイミングでこの技術を使用するのかという現在の批判ポイントについて話し合うことを示唆した。

「先日ケルンから寄せられた意見陳述はフェアなものであった。開幕から5試合で、ビデオ判定によりジャッジが覆った例は9。これは予想通りのペースだよ。ただ今回の代表戦期間中に、審判員がどのタイミングでビデオ判定技術を使うのかについては話し合いを行うことになるだろう。ただ最終決定権はあくまで主審にあるということを忘れてはいけない。半々では主審が判断するものなのだし、そもそもビデオ判定審判員も人間だからね、ミスをすることもあるものなのだよ」