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2018年08月02日

レーヴ、クロップ、カーン…超豪華な「専門家委員会」を元ドイツ代表SDが提言

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.ドイツ代表
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 kickerとの独占インタビューに応じたマティアス・ザマー氏が、ブンデスリーガの現状について、「我々はブンデスについては、もっと批判的に見ていかなくてはならない」とコメント。「再び勝利を重ねていくためのクオリティとメンタリティを取り戻さなくてはならない。それが中心テーマであり、現状を見る限りでは不十分だと感じるね」と言葉を続けている。

 かつてドルトムントで監督を務めてCL制覇、さらにはドイツ代表やバイエルン・ミュンヘンでスポーツディレクターを務めた同氏は、ドイツサッカー連盟に対して専門家委員会の設置を提言。その顔ぶれとはヨアヒム・レーブ代表監督やホルスト・フルベシュ氏、クラブの代表者を務めるウリ・ヘーネス氏(バイエルン)やハンス=ヨアヒム・ヴァツケ氏(ドルトムント)、さらには元ドイツ代表主将でTV解説者のオリヴァー・カーン氏、そしてユルゲン・クロップ監督やユリアン・ナーゲルスマン監督、ドメニコ・テデスコ監督ら現役のクラブの監督陣に加え、ユップ・ハインケス氏やオットマー・ヒッツフェルト氏ら名将の名前もメンバー候補として挙げた。

 「これらの専門家たちが、物事を正しい方向へと向かわせていくべきだと思う」とザマー氏。「いま行われている議論を見る限り、求められる感受性が十分に感じられない。世界の頂点に立ちたいという気持ちがあるのであれば、もちろんそうあるべきだが、我々としては厳しい声で議論を行っていき、この議論と内容に対応したストラクチャーを構築していくべきだと考える」と語っている。

 そもそもザマー氏は、国内のサッカー連盟における最高機関のなかで、しっかりとまとめ上げられるだけの人材が不足しているとも指摘しており、「ドイツサッカー連盟やドイツサッカーリーグ機構において、いったいどのようなサッカーにおける専門知識が首脳陣の中にあるのだろうか」と疑問を呈し、「マーケティングや小売販売より何よりも、サッカーが大事にされなくてはならないんだ」と展開。現在はドルトムントのアドバイザーを務める同氏は「私自身は特に運営の側に復帰しようという考えはないのだが、それでもドイツ代表やブンデス勢が早々に国際舞台から消えるのは残念だ。だから助言を求められる時は、私はしっかりとそこでアドバイスを行っていきたい」と述べた。


 さらにザマー氏は、「そもそも連盟にはドイツ代表監督以外にも、サッカーに精通した人物が必要だと思う」とコメント。「確かに監督はこのシステムにおける肝だ。だが彼自身がシステムというわけではない。このシステムは高い専門知識によって導かれるべきものなんだよ。そうじゃなくては監督がつまづいた時に全てがぐらつくことになってしまう」

 バイエルンやレアル、そしてドルトムントにおいても、クラブ上層部にはサッカーに精通した人物が控えているが、ドイツサッカー連盟においてそれは見当たらない。「レーヴ監督は議論しあえる環境を必要としている。」そこには、マネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏も控えているが「彼は監督経験がないからね」とザマー氏は持論を展開した。


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