ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年03月22日

ドイツ代表のマネージャー、ビアホフ氏「大きな前進を遂げる必要がある」

Germany
.ドイツ代表
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


現時点におけるドイツサッカー界の立ち位置はどこにあるのか?これは多くの各首脳陣だけでなく、ファンの間でも議論がなされてきたことだが、果たして贅沢な悩みだと片付けられるのだろうか?たしかに2006年に母国開催となったワールドカップ以降、ドイツ代表は常に大きな大会において4強入り以上を果たしてはいるのだが。しかしながら批判の声は最近はさらに増して行くばかりであり、「どう守備に取り組んでいるのか?4バックか5バックか。どう切り替えて行くのか。そういう声を頻繁に耳にするね。しかし肝心なところは、常に守備に対していかに意欲的に取り組めるかというところにあるんだよ。」と、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督は苦言。「ではボールをもった時はどうすべきかね?」というもう1つの疑問を投げかけた。

そしてレーヴ代表監督と同様に、かつて点取り屋として鳴らした、マネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏はもまた、最近あまりにも守備に対する意識が強くなってきていることについて批判的に見ているとした上で、「我々は非常にシステムを重視してトレーニングを行なっている。4バックも下がった形についてもプレーすることができるよ。ただ個人のテクニックという部分については、少しおざなりにしていたところがあるかもしれないね」との考えを指摘。「常に調整というのは求められるものだし、我々としては世界のサッカーの変化に即座に対応していかなくてはならない。」とコメント。

それは育成の面でも同様の意識をもっており、世界のサッカーを映し出すということ、その土台を広い範囲で共有していくということ。「そういったところはいい選手たちはもう8・9歳くらいから頭に入っている。ただそれを我々サッカー界のファミリー全体にまで広げていく必要があるんだ。」と述べている。

そして完売となったデュッセルドルフのスタジアムで行われるスペイン代表とのテストマッチを数日後に控えビアホフ氏は、「今の世代ばかりではなく、これからのことも見ていかなくてはいけない。」と人差し指を立てて強調。スター選手を数多く抱える現状に安心感を抱くのではなく、「ただまた次の一歩を進めばいい、と考えるのではない。私は次のステップは決して修正をかける程度の小さなものではなく、むしろ大きなステップを踏み出す必要があると確信している。」と言葉を続けている。

そのための準備はすでに行われているところだ。フランクフルトには2021年に、総工費1億5000万ユーロを投じてDFBアカデミーが建設される。「これほどのインフラはもとより、我々のような良い組織、そしてサッカー連盟とプロリーグとの間で良好に取り組みを行える国というのは存在しないと考える。」と胸をはり、そしてこの歴史的なプロジェクトについて「サッカー連盟として我々がアカデミーを運営できるということ。そのことを嬉しく思っているよ。我々としては選手育成、そしてコーチ育成にむけて、より良い情報と指針を示して行く必要があるんだ」と語った。


 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報