ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年05月16日

レーヴ監督が語るゲッツェ、ノイアー、ボアンテング、そしてトルコ大統領への表敬問題について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


火曜午後に発表されたロシア・ワールドカップのドイツ代表メンバーでは、注目された選手のうちマヌエル・ノイアーとニルス・ペテルセンが選出、その一方でサンドロ・ワグナー、マリオ・ゲッツェ、エムレ・ジャンらの名前が含まれなかった。

前回優勝を果たしたブラジルワールドカップにおいて、決勝ゴールを決めたゲッツェを外した理由について、レーヴ監督は「素晴らしいクオリティをもった選手であり、それはドイツ代表でもみせてきたものだ」と認めながらも、「ただ今シーズンは確かにそこまでの状態にはなかった」とコメント。「個人的には残念に思っている。」と言葉を続けている。

一方で1ヶ月前には代表入りに自信をみせていたサンドロ・ワグナーについては、「とてもいい人間性をもった選手」としながらも、フライブルクでプレーするペテルセンは「決してそこまで多くの得点チャンスを得られないクラブでプレーしているにもかかわらず、それでも15得点を決めている。彼は本当にとても、まさに絶好調だ」という印象を受けているとのこと。

さらに昨季はブンデスリーガにてジョーカーとしての得点記録を樹立していたこともプラス材料となっており、「ジョーカーとしても非常にいい選手だ。起用されれば即座に試合に入っていくことができる。私の考えでは、その経験が彼を成長させたと思うね。」と語った。

なお今回選出したヨナタン・ターについては、「今シーズン、本当にとってもいい成長を見せているし、積極的に攻撃参加する選手でもあるよ」と評価。

一方で背中に問題を抱えていたエムレ・ジャンの招集を見送った理由については「あまりにも先行きが不透明だった」と説明。一方で同じく負傷を抱えるマヌエル・ノイアーとジェローム・ボアテングを選出したことについては、「ボアテングの穴埋めは決して容易なものではないし、合宿中に負傷からは回復することだろう」との見通しを抱いているという。

またノイアーについては、「自分の目でしっかりと確認したい。ただ合宿では全力で取り組める状態にあるとは見ているよ」とし、「ただ実戦経験をまったく得られないまま、ワールドカップには向かうということはない。両者ともに腹を割って接するべきだろう。今は我々としては、日々様子を見ていくということだ。」とも強調した。


前日にはトルコ大統領を表敬訪問したメスト・エジルとイルカイ・ギュンドアンに対して強い批判が浴びせられることになったのだが、このことについてはレーヴ監督は「サッカー連盟という立場からみて、あれは不運なアクションだったように思う。当然ドイツのためにプレーしているのであれば、その国とそこで大切にされているポリシーについても代表するものだ。」と指摘。

だが「二人とも、決して政治的なメッセージを送るような意図はなかったと言っているし、それにこのような流れになってしまったことを残念に思っているよ。私が個人的な立場から言えることは、二人ともとてもいい性格をもった選手であり、ドイツにおける社会への溶け込みという点で多くの貢献をしてくれたとも思っているよ」と擁護しており、「ここから彼らも学ぶと思うし、今回代表招集を見おくることは1秒も考えなかった。」とも明かしている。


 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報