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2018年05月22日

渦中のエジルとギュンドアン、ドイツ大統領に「ドイツが僕たちの国」

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アイントラハト・フランクフルトがバイエルンから、劇的な勝利をおさめてDFB杯優勝を果たしたその土曜日に、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー大統領は、メスト・エジルとイルカイ・ギュンドアンらからの希望により、「長く話をした。競技のこともそうだが、政治のこともそうだ」と明かした。

自身のフェイスブックにて、ベルリンでエジル、そしてギュンドアンと共に歩く様子の写真を投稿したシュタインマイアー大統領は、トルコの大統領への表敬訪問を巡って騒動に揺れる二人との話し合った目的について「故郷とは複数もてるもの。そして人々は新たな故郷を見つけることができるものなんだということだ」と強調。

「多種多様な文化が交錯する中で、それぞれに対するリスペクトも大事だが、それと同時に逆にその国が抱く価値観についても、それぞれが大切に思わなくてはならないものだ」との考えを述べている。

ただ今回の話し合いを求めていたのは、いったい誰だったのか?という疑問も浮上しており、シュタインマイアー大統領は、両選手が「私をぜひ訪問する機会を得たい。二人ともこの大きな誤解をぜひ解くことが重要だと考えていたんだ」と主張したのだが、レーヴ代表監督はドイツ国営放送ARDに対して「大統領と話し合う機会を提案されたんだ。そしてそれを二人ともアクセプトしたいと思ったんだよ」と異なる見解を示した。

ただそれでも「本当に、とてもいい話し合いだった」との印象を口にしており、「これからはちょとはもう、別のテーマについても話していいのではないか」とコメント。またドイツサッカー連盟のラインハルト・グリンデル会長は「オープンかつ正直に意見交換を行った」と振り返って、ドイツ代表でマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏、そしてヨアヒム・レーヴ代表監督も参加しての話し合いの中で、「二人ともあの行動は決して政治的なシグナルを送るためではなかったと言っている。そしてピッチ外でも、我々が価値を重く置いていることと気持ちを1つにしていると話していたよ」とも語っている。


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