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2018年05月29日

ドイツ代表ユリアン・ドラクスラー「今大会では多くの出場機会を得るだろう」

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月曜日に行われたプレスカンファレンスでは、パリ・サンジェルマン所属のユリアン・ドラクスラーが出席。4年前に参加したブラジルW杯からこれまでの成熟過程について改めて強調し、「今大会では多くの出場機会があると確信している」と、自信ものぞかせた。

今回のkickerワールドカップ特集号のなかでジェローム・ボアテングは、同じバイエルンに所属する主将マヌエル・ノイアーについて、「テル=シュテーゲンは確かに素晴らしい飛躍を遂げたとは思うけど、でもマヌエルが醸し出すオーラは別格だ」と賞賛。そしてこの日に会見に出席したドラクスラーも、この考えと同じ姿勢を示している。「マーク=アンドレはバルセロナで素晴らしいシーズンを過ごした。でもマヌエルはこれまで、ドイツ代表に対して多大なる貢献をしてきた選手なんだ。そんな彼が万全の状態にあるとして、世界最高のGKに4度も輝いた選手をプレーさせない理由なんてないだろう?」

また自身についてもこの日ドラクスラーは明確に発言しており、前回大会の2014年では、優勝へと繋がるあのブラジル代表戦での大勝のなかで14分間のみ出場したが、「あのときは僕はとても若かったし、シャルケでの苦しい時期を過ごしたあとだっただけに、ワールドカップ参加への喜びを感じていたんだ。でも今の感じでは状況は異なるものだと思う。あれから4年間の時間を重ねて成熟度はましたし、確実によりよい選手になったとという自負もある。監督に準備ができているということをアピールして、ドイツ代表が目標を達成するための大きな助けになりたいと思うよ。今回は多くの出場機会を得られるという確信もある」と意気込みをみせた。

確かにドラクスラーは、ここ2年間でバックアッパーから先発メンバーの一角を担うまでの飛躍をみせた。2016年に行われたユーロでは、6試合中5試合で先発出場しており、最近の代表戦出場23試合のうち不参加となったのは、体調不良による5試合のみ。ここのところ18試合中17試合で先発しており、昨夏に優勝を果たしたコンフェデ杯でも5試合で出場している。その大会では、レーヴ代表監督から主将を任されたことも、いかに同監督からの高い評価を勝ち取っているかという1つの証明であり、だからこそ今回ワールドカップの最終メンバーから外れることへの不安について問われると、「ここ数年間、僕は代表で多くプレーしてきたし、監督には期待してもらっていいというところをみせてきた。だから不安はないよ」と自信をのぞかせた。

ただしそれでも、ドラクスラーの代表における状況が、自身の想像とは異なるものになる可能性はある。前回大会のワールドカップ、さらにはユーロ2016でも、負傷のために不参加となったマルコ・ロイスが、2016年3月以来の代表復帰を間近に控えているところであり、さらにユーロ2016よりも更なる飛躍を期すリロイ・サネも、ドラクスラーの位置である左ウィングでの出場機会を虎視眈々と狙っているところだ。


なおこの会見のあとで、ドイツ代表は前回大会と同様に、ドイツU20代表をスパーリングパートナーとして合宿地に迎え、非公開でのテストマッチを行なっているのだが、それに先駆けてドラクスラーは「U20代表の選手たちはあらかじめ、僕たちの対戦相手のシミュレーターになることを伝えられている。時には攻撃的に、時には非常に深く守形でね。それで実戦経験を積んでいくことができるし、練習でお互いと対戦する以外の形も取り組めるんだ。それに通常のテストマッチとは異なり、監督は不満があったときにプレーを止めて修正を行うこともできるからね。」と説明。この試合ではマヌエル・ノイアーが久々の実戦復帰を果たした。

一方で、かつてホッフェンハイム時代に宇佐美貴史を指導した経験をもつクラマーU20監督は、「今回招聘された選手たちにとっては、非常に価値ある経験を積むことになる。A代表の選手たちを相手にピッチ上で取り組むことができるのだ。その準備期間に参加できるという喜びは大変に大きなものだよ」とコメント。今回招集を受けているのはヘルタからミッテルシュテートとトルナリガ、ホッフェンハイムからパスラックとハック、フランクフルトからバルコク、シュトゥットガルトからブルニッチ、ブレーメンからエッゲシュタイン弟、ケルンからエズカン、そしてアウグスブルクからリヒターなど、今季ブンデスリーガで出場した選手たちが数多く招集されている。


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