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2018年06月24日

劇的逆転弾のトニ・クロース「最近の強いバッシング」へ、チクリ。

Germany
.ドイツ代表
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まるでワールドカップ初戦のメキシコ戦を思い起こすような試合展開だった。ただ違いは、今回のスウェーデン戦の方が、はるかにいい立ち上がりをみせていたということだが。ユリアン・ドラクスラーが開始早々に先制点のチャンスを掴むも活かし切れず、その後に迎えた再三の好機のいずれもドイツ代表は決定力を欠く姿を露呈してしまった。

その代償は前半32分に訪れる。トニ・クロースからの致命的なパスミスからカウンターを許し、最後はトイボネンに技ありのループシュートを決められて先制。この試合では4人(リュディガー、ルディ、ロイス、ヘクター)を入れ替えたレーヴ監督だったが、再びミスをおかす結果となっている。

ただそのロイスは後半開始早々に同点弾。これにより再び勢いを取り戻したドイツ代表だったが、しかしまたしても手詰まりとなってしまう。試合後ドイツの国営放送ARDのインタビューに応じたトニ・クロースは、「全体的にみて、僕たちはとても良い時間帯を掴みながらも、なかなかチャンスというものを活かせずにいたよ」と振り返った。

さらに終盤の82分には守備の要ジェローム・ボアテングが2枚目の警告を受けて退場。それでもドイツ代表は果敢に攻め続けたものの、なかなかチャンスを活かし切れなかったが、試合終了間際のロスタイム5分。FKからのチャンスで、トニ・クロースが見事な逆転ゴールをゴール隅へと突き刺し、まさに起死回生の勝ち点3を確保。

クロースは、失点の場面について「もちろんあれば僕の責任だ。そこに疑問などない。あれだけ多くのパスを供給していれば、1つや2つはパスミスも起こるものだけど、それが失点につながってしまうのは最悪だ」と述べ、「
それでも気持ちを強くもたなくてはいけないし、そういう気持ちで後半を戦った。ただそれでもなかなか結果はでなかったけれどね」と語っている。

そして起死回生となる見事な逆転ゴールを決めてみせたが、「最近は随分と、僕たちはバッシングを受けてきた。確かに部分的には正しいところもあるけど」としつつ、「ドイツではそれなりに僕たちの敗退を嬉しく思う人もいるようだが、でもね、そう簡単に僕たちは引き下がらないよ」と、批判の声にちくりとメッセージも残した。


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