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2018年07月14日

元主将ラームが、ドイツ代表首脳陣を痛烈に批判

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 日曜日には前回王者の主将として、4年前に掴み取ったワールドカップ優勝杯を返還するフィリップ・ラーム。「僕たちにとって、そしてドイツ国民にとって辛い時だ。再びこれを取り戻せるように取り組んでいかなくては」と語った同氏は、さらに自身のSNSにてドイツ代表首脳陣への強烈な批判を展開した。

 今大会ではアンバサダーとしてドイツ代表に帯同していたラーム氏は、「ヨアヒム・レーヴ氏はここ数年に渡り、全員が同じ立場にあるという形での、リーダーシップの手法をとりつづけてきた。これを変えていかなくてはならないと思うよ、もしも彼がこれから新世代の代表選手たちを成功へと導きたいのであれば」とコメント。

 さらに、その中で自分中心に考えてしまうような選手がいた場合、もっと「チームのための責任」をとれるような、環境づくりをレーヴ氏らが行わなくてはならなかったとも指摘する。

 そういった新たな方向付けにむかって、ラーム氏は既存のレーヴ/ビアホフ体制でも実現可能とはみているものの、しかしながらチームとして全体がうまく機能する、戦闘集団を作り上げていくことに集中すべきとも、持論を展開した。

 「チーム全体を見渡しているのか、チームに対してそれぞれの責任を意識できているのか。そのあたりをレーヴ監督は横に置くようになった」別の言い方をするならば、例えば特に若い選手については自身のキャリアに集中し、チームプレイヤーとしての立場を忘れがちな傾向がある。

 ただ個人の目標に意識がいくこと自体が「絶対的な問題」になるわけではなく、あくまでその時に「監督がうまく対処していくこと」が重要だと説く。

 2014年に主将としてチームを牽引した同氏の見方では、全員を同じ立場として扱うことは決して正しい手法ではなく、より上下関係を明確にするアプローチが必要であり「レーヴ監督は、強固かつ明確な意思決定のカルチャーを構築すべきだ」と求めた。

 特に今回のワールドカップにおける大きな問題点の1つとなったのが、エジルとギュンドアンによるトルコ大統領表敬問題だ。そしてマネージャーのオリヴァー・ビアホフ氏が強い批判を受ける結果となった、先日のヴェルト紙とのインタビューの中で以下のような発言を行なっている。

 「我々は選手たちに対して、何か強要するようなことはしたことがない。むしろ常に理解を深めてもらうように努めてきた。しかしながらメストの件では功を奏さなかったよ」


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