ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2016年02月19日

ドイツ誌kickerライターによるドルトムントvsポルト戦レポート

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Borussia Dortmund - FC Porto

これ以上のものはそう臨めないだろう。ボルシア・ドルトムントはファーストレグを2−0の快勝で飾り、敵地で行われる第2戦に向け、いい足がかりができた。27度の国内優勝を誇り、チャンピオンズリーグでも戦ったポルトに対して、ドルトムントが実質的に与えたチャンスは、終了間際のわずか1回。これには、ドルトムント首脳陣も喜びの表情を浮かべている。


「非常に円熟したパフォーマンスだった。とても試合を支配していたね。全ての時間帯で我々が掌握していたよ。」とミヒャエル・ツォルクSDは試合後に大きな喜びを見せた。だがその一方で「あと1・2点入ってもおかしくはなかったとは思うが」とも。


実際にドルトムントは圧倒した試合展開の中で、わずか2度しかゴールを決め切れていない。その理由として挙げられるのが、チームの得点王ピエル=エメリク・オーバメヤンが、時折5バックを敷きカバーするポルトのDF陣に対し、あまり見せ場を作れなかったということだ。代わりに得たビッグチャンスでは、ペナルティエリアでシュートを放った香川真司、好位置からフリーキックを蹴ったマルコ・ロイス、そして香川からのセンタリングを頭で合わせたミキタリアンのいずれもが、ゴールネットを揺らすにいたっていない。


ただチャンピオンズリーグを彷彿とさせる好カードで快勝を収めたことについては喜べるだろう。トゥヘル監督は、選手たちが見せたパフォーマンスに、大きな満足感を示した。「この大会を自分たちのものにしたかった。それができたし、とてもうれしいよ」


しかしその一方で42歳の指揮官は「もう1度ポルトで来週8強進出のため、好パフォーマンスを見せなくてはならない。これはハーフタイムだ」と述べ、「両ペレイラも本調子を出してくるだろうし、ポルトの熱狂的なファンが待ち構えている」と継承を鳴らす。


そのドルトムントも、355日ぶりに先発で復帰を果たしたヌリ・シャヒンが、風邪で欠場したギュンドアンの穴を埋める活躍を披露。今後に向けて、さらにオプションが増した。その後に出場したモリッツ・ライトナーも、いくつかいい場面を見せている。


ちなみにドルトムントが国際大会で、ポルトガル勢とのホーム戦を制したのは4度連続。


BVB-Choreographie


なおこの日は、いまだ手にしたことのないEL優勝杯を夢見るファンたちによって、「このアルバムを埋めるのは、君たち次第だ」とのメッセージつきで、見事なコレオグラフィが披露された。


Markus Grillenberger(マルクス・グリレンベルガー)


写真で見る:ドルトムントvsポルト

Borussia Dortmund - FC Porto 2:0