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2016年03月01日

「まるで52歳の気分だった」トゥヘル監督、ギュンドアンを賞賛

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「若手の監督だと思っていたのだがね、まるでもう52歳にでもなった気分だったよ」42歳のトーマス・トゥヘル監督がそう振り返ったのは、週末に行われたブンデス史上最年少監督ユリアン・ナーゲルスマン監督(28)との初対決だ。


かつてアウグスブルクII時代にトゥヘル監督の下、分析担当を務めた経験を持つナーゲルスマン氏は、予想どおりドルトムントに高いキープ率を許しながらも、ダブルボランチを5バックの前に壁として配置する戦略を選択。


「ドルトムントにあまり解決策を見い出させなかったよ」と試合後に振り返ったように、2位を相手にスムーズにディフェンスを実践してみせ、さらに素早い切り返しからチャンスを作り出し、先制点を挙げることにも成功。「確かにキープ率では下回ったが、しかし我々の方がより良いチャンスを作り出していたし、2−0にする可能性だってあったよ」と胸を張っている。


なお試合の途中で、選手たちがメモを回し読みする姿が見受けられたが、これは「ドルトムントがプレーを展開していく手法を、少し変更していたからなんだよ。3人で展開していたところを4人に増やした。それで守備の調整を行ったのさ」と説明。


そのホッフェンハイムについて「気持ちの入ったプレーをみせ、非常に組織化されていた」との印象を語ったトゥヘル監督は、「メモを見て、それをちゃんと実践に移すことができる。これは数週間前の17位ホッフェンハイムでは、そこまでのことはできなかっただろう」と賛辞を贈った。


トゥヘル監督、ギュンドアンに「とても満足している」


そんな試合の流れを変えたのが、香川真司の代わりに投入されたイルカイ・ギュンドアンである。ドルトムントにテンポと創造性、そして時にサプライズの瞬間も生み出し、投入3分後からいきなりポストを叩くシュートを放った、このことついてトゥヘル監督は「イリーを投入し、あのポストを叩くシュートで1つのシグナルを贈ったよ。この試合はまだまだ終わっていないというね」と評した。


ギュンドアンは45分のプレーの間で、タッチ数81(香川は25)、パス成功率97%、そして対人戦勝率に至っては100%と見事な数字を残し、さらにはミキタリアンの同点弾とラモスの逆転弾もアシストするなど、マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を披露。


ギュンドアンは「得点を決められればもっと良かったけどね。もうちょっとだったけどいいよ。今回の自分のプレーにはとても満足している」と振り返っている。


加えてギュンドアンの活躍と同じく、後半58分のセバスチャン・ルディの退場も、この試合を大きく左右する結果となった。


なお木曜のポルト戦では、ギュンドアンは逆に前半で交代しているが、「そこまでのプレーができなかったことは、自分でもわかっている。それは他の選手も同じことだよ」と述べ、病気の影響により「たぶんまだ準備ができていないと、今日のように伝えておくべきだったんだろうね」とコメント。


これで2016年はいまだ無敗を継続することとなったが、トゥヘル監督は「最終的に、本当に重要な素晴らしい勝利を収めることができた」と語り、「本当に満足だよ」と選手たちの戦いぶりに、喜びの表情を浮かべた。


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