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2016年04月30日

フメルス移籍も、トゥヘル監督「バイエルンへの挑戦は続く」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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PK Borussia Dortmund

主将マッツ・フメルスのバイエルン移籍への希望が明かされたボルシア・ドルトムント。あとはクラブ間での交渉を残すのみとなった。既にマンチェスター・シティに対するギュンドアンへのオファーに首を縦に振っていないことからも、バイエルンはそれ相当の金額を用意しなくてはならないだろう。一方でドルトムントは、レバークーゼンのエメル・トプラクへの関心が伝えられるなど次の動きへと着手。トゥヘル監督は「バイエルンへの挑戦を諦めることはない」と宣言した。





監督:トーマス・トゥヘル

… フメルスの移籍希望について

昨日知ったよ。マッツが昨日、明確にその希望を伝えたのでね。正直嬉しく思っている。我々はこれを乗り越えていくことができるし、これ以上待つ必要もないのでね。あと希望は明確に出されたが、まだ移籍が決定したというわけでもない。あとはクラブ間次第であり、それは私の責任の範疇でもないよ。マッツの決断には失望もあるだろうが、しかしモラルどうこうについて話す時期ではないよ。私はとにかく早く、前に目を向けるという性格でね。重要なことはこれは乗り越えていくということなんだ。私は監督だ。マッツが必要とするサポートを惜しむことはないよ。我々にはまだ目標がある。我々としては明確な意欲を持ち、いかにして戦いつづけ、そして来シーズンのチーム作りに向けても取り組んでいかなくてはならない。我々よりも上位に位置するクラブは存在すること、そしてそれがバイエルンであることを認めなくてはならない。ただバイエルンへの挑戦を諦めることは決してしないがね。

… ファンからの反応について

ファンが大きな失望を抱えていることを想像するのに、大して難しくはないさ。キャプテンが国内最強のチームに移籍することを希望したのだよ。良いように思わない人たちはいるものさ。それでも我々には目標があるし、それはマッツとも共に目指していくものだよ。彼はこのチームのキャプテンなんだ。それに移籍はまだ確定はしていない。まだ希望という段階なのだよ。私は冷静だし、冷静さを保って前に向かわせていくのは私の使命。これからの戦いでもマッツはチームの柱。辛い気持ちを抑え、チームに対してサポートをしてくれるよう願っている。

… フメルスの希望が、チームに対する1つの警告ということは?

それはないと思うね。私は選手達からの信頼を感じているし、マッツがチームへ信頼をもっていないとも、進む道に疑問を持っているとも思わない。ただ自問自答する必要はあるだろう。自分たちのキャプテンが国内のライバルのところへと移籍するのだ。こういうシグナルをエネルギーへと変えていくことだよ。このクラブのために懸命にプレーする選手はたくさんいるのだし、何よりも良いことは落ち着きを失わずに、すべてのエネルギーを選手達がぶつけていくということだ。それで再び新しいレベルへと早く到達することができるだろう。マッツが移籍したとしてもね。私はそれができると確信している。もう1度繰り返すが、我々はバイエルンに対する挑戦を諦めることはない。来年も戦えるメンバーをピッチに送り込む。そして今は他の選手と同様に、マッツにもまだ契約は残されている。だから周囲が思っているほどに、我々はそんなに悪い状況にあるとは思わないよ。仕事の上で、困難に立ち向かうことは喜びだよ。それに個人的にこの移籍について、自分を追い詰めるようなことを考えるわけでもないさ。ドルトムントの特徴は、こうことをさらに逞しくなって乗り越えるということだよ。ただまだ移籍はまだ確定しているわけではないし、待つしかないけど、ただそのときが来るなら、うちも答えを準備するさ。チームの中の新しいエネルギーをうまく活かしていくし、獲得についても話し合いをしている。来季、良いチームをしっかりと準備できるようにね。

… フメルスの移籍の希望の理由について

それは本人に聞いてくれ。私がそれを説明するのはおかしな話だろう。


CB:マティアス・ギンター

僕たちの選手層は厚い。練習では全力と尽くしている。今週は緊張感のある1週間だったからね、良いプレーを見せると楽になるよね。誰がプレーするかどうか、それはそこまで重要なことではないさ。


CEO:ハンス=ヨアヒム・ヴァツケ

フメルスの移籍希望は明確に出されたが、そのためにはバイエルンが我々の要求を満たす必要がある。ただ正直に言うが、まだそこまではないよ。彼の移籍については私も失望しているが、しかし彼は常にオープンに我々と話し合っていたんだ。8年にわたってこの素晴らしい歴史を共に歩んできたのだ。決して今回の決断がふさわしくないとはいえないだろう。それに今は我々は目標に向かって進んでいるところだ。勝ち点という点ではクラブ最高を記録できる可能性があるし、5月21日ににはバイエルンとのポカール決勝が待っている。優勝杯を持って帰るチャンスがあるんだよ。確かなことは、マッツ・フメルスはDFBポカール決勝で、主将としてピッチに立つということだ。それ以上に語るようなことはない。


SB:マルセル・シュメルツァ

2012年にポカールで優勝してその味を覚えてしまっている。この時のために一戦一戦を大切に他戦ってきた。今は最強の相手が決勝の舞台で待っている。そして僕たちはこの時のために1年間かけて準備を行ってきたよ。