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2016年05月08日

ドルトが敗戦で2位確定…フランク、長谷部アシストの決勝弾守り残留へ前進

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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ブンデスリーガ第33節が7日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと、同代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。長谷部と香川は先発出場で、日本人対決が実現した。


現在2位のドルトムントは残り2試合で首位バイエルンとの勝ち点差が「5」。今節、バイエルンが勝利を収めるとリーグ4連覇が決定する。微かに逆転優勝への望みを繋いでいるドルトムントは、引き分け以下でも宿敵の優勝が決まるため、なんとしても勝利を収めたいところ。先発は、アドリアン・ラモスとピエール・エメリク・オーバメヤンが2トップでコンビを組み、香川がトップ下に入った。また、ユリアン・ヴァイグルが今シーズンチーム初の累積警告による出場停止で、イルカイ・ギュンドアンも負傷離脱。ヌリ・シャヒンが1ボランチで先発出場となった。


対して、16位のフランクフルトも残留に向けて負けは許されない。降格圏内の17位シュトゥットガルトとは同じ勝ち点の「33」。最終節で対戦する15位ブレーメンとは勝ち点差「1」、14位ダルムシュタットとは「2」離れている。2連勝中と意地を見せているフランクフルトは、今節も勝ち点3を積み上げて昇降格プレーオフの16位から脱出したいところ。前節、3年ぶりに初ゴールを決めた長谷部は、ボランチで6試合連続の先発出場となった。


試合立ち上がりは、ホームのフランクフルトが主導権を握る。8分、FKの流れから、ペナルティエリア内左のシャボルツ・フシュティが頭で中央へボールを送る。これにルク・カスタイニョスがジャンピングボレーで合わせるが、シュートはGKロマン・ビュルキの好セーブに阻まれた。すると14分、フランクフルトが先制に成功する。右CKから、ショートコーナーのボールを受けた長谷部がクロスを供給。中央のシュテファン・アイグナーが後方へ下がりながら頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。


先制を許したドルトムントは16分、香川の守備から、オーバメヤンがエリア内中央へ抜け出してシュートを放つが、相手DFに詰められて枠を捉えられない。29分には、エリック・ドゥルムがエリア手前中央から左足シュートを放つが、GKルーカス・フラデツキーにキャッチされた。

さらに反撃を狙うドルトムントは45分、ロングパスが前線に入ると、残っていたマッツ・フンメルスがエリア内へ抜け出して、頭で合わせる。シュートはGKフラデツキーの頭上を越えてネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。前半はフランクフルトの1点リードで折り返す。


ドルトムントは、ドゥルムを下げてソクラティス・パパスタソプーロスを投入し、後半を迎えた。だが、フランクフルトの堅守を前になかなかチャンスを作れない。65分には、オーバメヤンとフンメルスを下げてゴンサロ・カストロとクリスチャン・プリシッチを送り出す。


72分には、カストロの落としを受けたヘンリク・ムヒタリアンが、エリア手前右から強烈なミドルシュートを放つが、GKフラデツキーの正面。82分には、ゴール前でこぼれ球に反応したムヒタリアンが、フリーで右足シュートを放つが、相手選手の捨て身のブロックに遭い、得点を奪うことはできない。


最後まで猛攻を仕掛けたドルトムントだが、フランクフルトの守備を破ることができず、試合はこのままタイムアップ。フランクフルトが1-0の大金星で3連勝を収めて、残留へ前進した。対して、ドルトムントはリーグ後半戦初黒星、昨年12月以来となる16試合ぶりの敗戦で、優勝争いが終了。今シーズンの2位が確定した。なお、香川と長谷部はともにフル出場を果たした。


フランクフルトは14日に行われる最終節でブレーメンとのアウェーゲームに臨む。ドルトムントは同日に、FW大迫勇也が所属するケルンをホームに迎える。


【スコア】
フランクフルト 1-0 ドルトムント


【得点者】
1-0 14分 シュテファン・アイグナー(フランクフルト)


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