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2016年11月04日

戦術に迷い。流れを変えられなかったドルトムント

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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トーマス・トゥヘル監督

トーマス・トゥヘル監督



スポルティング戦に1−0で勝利し、グループリーグ単独首位へとたったボルシア・ドルトムント。だが試合後にトーマス・トゥヘル監督は、「戦術面についてはノーコメントだ。こういったことは、公の場では口にしないことにしている」とコメント。だが戦術のグルとしてのこの発言は、まるで自己批判のようにも聞こえる。

開始時点でドルトムントは4−1−4−1システムを採用。序盤のうちにラモスのヘディングで先制点を奪い、これから試合の主導権を握っていくかに思われた。

だが逆に、守備では5バック、攻撃では3バックで臨んだスポルティングに苦しめられる結果となり、特にギンターが「驚くほどに攻撃的だった」と振り返ったように、スポルティングはサイドからドルトムント陣営へと襲い掛かっている。

そこでトゥヘル監督は、「オフェンスの枚数を減らすことなく、守備の安定化を見出すため」に、3バックへと変更。「パスの距離を短くするためにね。それまでは間延びしていたから」と説明した。

しかし「自然さに欠けていた。CBを利用してスペースを突くはずだった」ものの、「試合をコントロールする」には至らず、69分にはカストロとゲッツェを下げ、再び4バックへと戻すよう決断。

最終的に戦術の変更が功を奏さなかったことについて、指揮官は「時にはアイデアが悪いこともあるさ」との見方を示している。

ただその一方でマティアス・ギンターは、最近「自信を蓄えられる」結果を得られていないことも指摘。今のドルトムントは攻守にかつてのようなバランスを見出せず、そもそもプレー自体に精彩が欠けていたともいえるだろう。


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