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2017年03月11日

ドルトムント、今季加入の若手3選手の動向

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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エムレ・モア

デンマーク1部ノアシェランから加入したモアは、シーズン当初では今後の展開が楽しみになる内容だった。相次ぐ離脱者にともない、第3節のダルムシュタット戦で後半からデビューすると、いきなりブンデス初得点もマーク。さらに第5節から第10節まででは3度の先発と1度の後半開始からの出場を果たし、ハンブルク戦では2アシストの活躍も見せている。

しかし後半戦では第20節のダルムシュタット戦での途中出場(1アシスト、kicker採点3.5)にとどまっており、先日のベンフィカ戦ではベンチからも外れた。トゥヘル監督は「エムレが類い稀な才能の持ち主であるという認識に変わりはない」と述べ、「彼のテンポや加速力、素晴らしいテクニック、そして1vs1でのオフェンスでの強さ」を評価。ただその一方で、デンマーク1部からきたまだ10代の若者にとって、「新しい国にきて、新しい言語を学び、新しい文化を知る状況にあることをわすれてはいけない」とし、「この仕事を最高レベルで学ぶ必要があるんだ。つまりプロ選手になるということをね」と言葉を続けた。「彼へのサポートを怠ることはない。今は我慢を強いられ、苦しい時にあるだろうけどね」

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ウスマン・デンベレ


それとは対照的に、コンスタントに出場機会を確保しているのが、昨夏に同じ期待の若き才能としてフランス1部レンヌから加入したウスマン・デンベレだ。同選手はまだ10代の若きフランス代表は、ここまで22試合に出場して6得点10アシストをマーク。後半戦でも全6試合で出場を果たし、2得点3アシストを記録しているところだ。

トゥヘル監督は、ここまで早くチームの主力に成長することは「予想外だ」とコメント。モアとの違いについては、「もちろんデンベレには有利な点もある。同じフランス出身のオーバメヤンがサポートできるし、フランス語を流暢に話すゲレイロらがピッチにいるのだからね。より慣れやすい状況にはあるよ」との見方を示している。

ミケル・メリーノ


一方でオサスナから加入したミケル・メリーノについては、前半戦ではわずか3試合の出場となっており、今冬には実戦経験をつむためのレンタルを模索していた。しかしトゥヘル監督は同選手の残留を希望。「前半戦よりも明らかに先発争いに割って入ってきている」と賛辞を送っている。しかしながらCBとボランチをこなすスペインU21代表は、後半戦での出場は第21節のヴォルフスブルク戦のみにとどまっており、成長のためには実戦経験をつみたいところ。

そしてその機会は、現在のタフなスケジュールのなかで巡ってくる可能性があり、中盤でプレーするゲレイロやCBソクラテスが負傷で出場が危ぶまれているほか、チーム最長の出場時間を誇るオーバメヤンとほぼ同じ時間でプレーしているユリアン・ヴァイグルを、休養させる可能性もあるだろう。


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