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2017年04月21日

ドルトムントのチームバス爆破襲撃の容疑者を逮捕

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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先週の火曜日に発生した、ボルシア・ドルトムントのチームバスを3つの爆発物が襲撃した事件について、警察は28歳の容疑者を逮捕したことを金曜朝に発表した。

当初はイスラム系のテロの可能性も指摘されていたのだが、どうやら株を下落させて大金を得ることを目的としていた模様で、殺人未遂ならびに爆発による器物損壊、そして重傷を負わせたことを問われ拘束されている。

4月はじめに数万ユーロを借り入れしていた同容疑者は、事件が起こる二日前から、同じホテルに宿泊。そして事件当日の4月11日に15000枚のプット・オプション(売り付け選択権)を購入し、6月17日までは指定価格で売却可能となる権利を取得していた。

連邦警察側は「これにより、ドルトムントの株が下落するほどに利益が増えることになります」と説明。例えば今回の爆発により死者がでるなど、大事件に発展していればそれだけ、同容疑者に利益が生まれていたということになる。

捜査はバーデン=ヴルテンベルク州のフロインデンシュタット、ロッテンブルク、チュービンゲン、そしてハイターバッハにて行われたことが発表されており、ちなみにこの容疑者はそのなかのフロインデンシュタットの出身。

なお今回の事件では、爆発物は道路脇にある植物の中に隠されており、12mの範囲の中で3つが設置された。そして遠隔操作によってそれぞれが爆発仕組みとなっており、爆発の方向はチームバス側へと向けられ、鉄の破片が飛び散るようになっていたとのこと。1つのかけらは、250mも先のところで発見された。

ただし爆薬の種類については、まだ特定はされてはおらず、「現在の調査の段階ではm特に協力者などは、まだ確認されてはいない」という。

今回の爆発により警察官1人、そしてバスに乗っていたマーク・バルトラが右手の骨折と、腕に入った破片の除去のために病院にて手術を受けており、ドルトムントの主将マルセル・シュメルツァは、「今回の逮捕により、この事件の背景が全て明らかになるよう願っているよ。あのときにバスに乗車していた全ての人にとって、これから立ち直っていくためにとても重要なことだからね」と語った。


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