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2017年05月28日

ドルトムント主将、トゥヘル采配に「理解できない」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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昨日行われたDFBポカール決勝において、先発メンバーにヌリ・シャヒンの名前がなかったことは1つのサプライズだった。ただしその後に優勝を果たしたことから、この問題は脇に置かれてもおかしくはなかったのだが、しかし試合後に主将マルセル・シュメルツァが改めてこのことについてコメント。トーマス・トゥヘル監督への苦言を呈している。

大腿筋の負傷により途中交代していたシュメルツァが記者団の前に姿を現したのは、ドーピング検査の影響によりしばらく時間が経ってのことだった。「だから、僕はロッカールームで何が起こっていたかは、あまり語ることはできないよ」

だがシュメルツァが口にしたのは、優勝の歓喜にわくチームメイトの様子だけでなく、トゥヘル監督がヌリ・シャヒンを今回の決戦で敢えて外す決断に対して言及。この試合ではユリアン・ヴァイグルが足首の骨折により離脱を余儀なくされているにもかかわらず、シャヒンは今回18人のメンバーにも入らなかったのである。

シュメルツァは「とてもショックだったね。まったく理解できないよ。もしもユリアン・ヴァイグルのような選手が離脱するのであれば、どんなに少なく見積もってもヴァイグルと同程度の力を持つ選手、それがヌリ・シャヒンだよ」とコメント。

さらに「僕たち全員が彼が持っているクリティを知っている。なぜその彼がプレーしなかったのか。それは監督が説明することだ。僕たちは100%シャヒンの味方だ。彼は素晴らしい人間であり、素晴らしいサッカー選手でもある。ただマルコ・ロイスがついに優勝杯を手にしたことにはホッとしているけれどもね」と言葉を続けた。

シャヒンが特に負傷していたということでもなく、チームメイトともウォーミングアップをこなしており、もしも負傷していたシュメルツァが出場できない場合だけオプションとなる予定だった模様。国営放送ARDとのインタビューでは、シャヒンは「ショックだった」とだけ漏らしている。

そもそもドルトムントでは、クラブ首脳陣とトーマス・トゥヘル監督との亀裂も長い間伝えられてきたことだが、「その議論については、ここ数週間で特に影響を受けたということはない。僕たちは気持ちを切り替え、目標達成のために集中していた。首脳陣は十分に成熟しているのだから、事態を明確にして決断を下すことだろう。まずは優勝を祝うよ」と強調。

ただメディアとの対応に精通したシュメルツァが、これほどまでに明確な発言を行うということは、あたかもすでにトゥヘル監督とはこれからは共に戦うことはないと知っているかのような印象だ。特にポカール優勝を果たしたにもかかわらず、ドルトムントのキャプテンは長年共に戦うチームメイトを擁護しても、現在の指揮官を支持する発言は行なってはいない。


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