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2017年07月16日

ドルトムントのヴァツケ氏「オーバメヤンに残留してもらいたいが、遥かに裕福なクラブもある」

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土曜日に行われた浦和レッズとのテストマッチでは、代謝異常によって長期離脱を余儀なくされていたマリオ・ゲッツェが実戦復帰。さらに金曜日には中国への移籍の噂にゆれた、ピエル=エメリク・オーバメヤンの姿も見られた。

ペーター・ボシュ監督は、「この話題は8月おわりまで続くのだろうね」と予想。しかしながら先日kickerがお伝えしたように、ドルトムント側はオーバメヤンの移籍に応じられる期間として、7月おわりを設定しているところだ。

そんななか、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOはヴェルト紙日曜版において、「今の所は特にオファーは届いていない。しばらくまだ様子を見ることにはなるだろうが、しかしそれが長期間に及ぶものではない」との考えを示した。

さらに同氏は、昨季ブンデス得点王の残留への希望も述べており、「個人的にはできることならば、彼に残留してもらいたいよ」と語り、それと同時に「しかしこの世界には、我々よりもはるかに高いサラリーを支払えるクラブもあるんだ」と言葉を続けた。

ドイツにおける裕福なクラブ、それに該当するのはバイエルン・ミュンヘンだ。先日バイエルンでは、レアルからハメス・ロドリゲスの獲得に成功したが、このことについて「我々がそういう選手を迎え入れるなんて到底無理なことだよ」とコメント。

「そのようなサラリーを支払えば、我々のサラリーシステムは崩壊してしまう。そんなことができるのは、ドイツ中を見渡してみてもバイエルン・ミュンヘンただ1つだ」と強調している。


なお今回の浦和レッズ戦では、ボシュ監督就任からわずか9日目での実戦はあったものの、目指す方向性については見て取ることができた。前半ではアグレッシブで、先日の3部エッセンとのテストマッチの時よりもゲーゲンプレッシングで改善が見られており、ボールをうばってから幾度となく深い位置へと仕掛けていった。

ただ問題部分も露呈しており、浦和の決定力不足に救われたところがあったが、自陣で幾度となく相手にスペースを与えており、さらにセットプレーでもまだ課題が残されている。「勝利したこといい感覚を得られる。それがエッセンよりも少しいいところだね。ただそこまで悪かったわけでもない」というボシュ監督のコメントは的を射ているといえるだろう。

そのなかで存在感をみせたのがエムレ・モアであり、まだウィークポイントは見受けられたが、しかしその大きなポテンシャルについても見て取ることができた。ボシュ監督は「大きなクオリティはある。ただドリブルのタイミングと離しどきを理解しなくては」とコメント。現在はその辺りをAC二人と取り組んでいる。

また昨季は守備の要として絶対的存在となっていたのがソクラテスだが、しかし今季はバルトラがそれに変わる存在となりそうだ。ボシュ氏のサッカーではCBは相手守備陣のラインに仕掛けていく存在であり、そのあたりでバルトラはトプラク、ソクラテスらライバルよりも抜き出た存在をなりつつある。



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