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2017年08月21日

ヴァツケCEO、バルサへの断固たる対応は「ブンデス全体の望み」

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現在もっとも注目を集めている話題の1つが、ウスマン・デンベレは果たして今夏にバルセロナへと移籍するかどうかだ。状況としては、デンベレは引き続き出場停止処分を受けており、またバルセロナから新しいオファーが届いているということでもない。

そんな中、スカイのトーク番組に出演したハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「我々には彼を売却する用意はある」と前置きし、「そして我々には設定している金額というものがあり、もしもそれに十分じゃなければウスマン・デンベレはここに残るということだ」と強調。移籍実現の可能性については「半分よりも低い」と見積もった。

このように断固たる態度を示すことこそが、ヴァツケCEOはブンデスリーガ全体のためになると考えており、「どのクラブもうれしく思っていると思う。仮にデンベレの行動が責められないのであれば、ブンデスリーガ全体が問題を抱えることになるのだ。そうなれば2000万ユーロ、もしくは3000万ユーロ低くなってしまうだろう」と主張。

またデンベレがチームに復帰する場合については、「仮に彼が移籍期限をすぎてもチームに残るのであれば、まずは明確にチーム全体に対して謝罪の言葉を述べなくてはならない。話はそれからだ」と述べつつ、ただ今回のストライキに関しては「移籍先のクラブがこれをよしとみていなくては、20歳の選手単体でそうできるようなことではない」と、暗にバルセロナの関与の可能性について指摘している。

ツォルクSD「断固たる姿勢を」


一方でそのデンベレの所在については、様々な憶測も飛び交ったが、ミヒャエル・ツォルクSDは「どこにいるかは知っている。フランスにいるよ。代理人らとコンタクトをっているんだ」とコメント。「ただ現状に変化はないがね。うちは明確な考えをもっている」と語った。

そしてその考えは、バルセロナから提示された移籍金8500万ユーロ+成果に応じたボーナス2000万ユーロでは満たされるものではなく、「あくまで条件がみたされて売却に応じる。そうじゃなくては答えはシンプルだ。ここに残ることになるよ」と断固たる姿勢をみせ、デンベレのストライキについては「状況を悪化させるものだが、移籍が成立しない可能性だってあるんだ。簡単なことではないが、我々は1つの道を歩み続ける」と言葉を続けている。

移籍候補はデンベレ、パスラック、ドゥルム


なお現在デンベレは、ドルトムント、そしてバルセロナの関係者とのコンタクトが取れている状態にあるようだが、先日ヴァツケ氏が「カタルーニャの友人たちは、我々が何を望んでいるがよくわかっている。答えは2つに1つだ」という要求を、バルセロナ側はクリアする姿勢はまだ示していない。

その一方でドルトムントでは、サイドバックの入れ替えにも着手しており、そのうちの一人エリック・ドゥルムに関しては、シュトゥットガルトへ買い取りオプション付きのレンタル移籍が迫っているところだが、負傷続きのW杯優勝戦士に対してシュトゥットガルトはさらなる検査を実施。

またドルトムントは今夏U21欧州選手権を制したジェレミー・トルヤンの獲得を目指しており、あくまでパスラックをホッフェンハイムへとレンタルできる場合に限ってトルヤン獲得へと動く考えとみられているところだ。仮にホッフェンハイムがこれに応じられなければ、ドルトムントは来夏に移籍金なしで同選手の獲得へと動くかもしれない。


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