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2017年09月29日

ジキルとハイド:ドルトムントが国内と欧州でみせる2つの顔

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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ブンデスリーガで首位を走るクラブが、チャンピオンズリーグの舞台では2試合続けて敗戦を喫した。いったい今シーズンのドルトムントは、本当はどれほどに強いのだろうか?火曜日にはドルトムントはホームではじめて、レアル・マドリードを相手に1−3で敗戦を許してしまったのだが、果たして週末に行われるアウグスブルク戦では真実を見極めることはできるのだろうか?

なおそのアウグスブルクでのアウェイ戦では、ドルトムントは先日のレアルとのホーム戦と同様これまで6度対戦して無敗を継続。こちらは4勝2分、失点はトータルで2という成績を残している。ただし2014/15シーズンでは、ドルトムントでのホーム戦でアウグスブルクが1−0で勝利、アウグスブルクは4位に浮上し、ドルトムントが最下位に転じるということもあった。

だが今のドルトムントはまるでその逆であり、バイエルン・ミュンヘンを抑えて無敗のままブンデスリーガ首位へと立っている。特にこの時点での得失点差18は、ブンデス史上最多となる勢いをみせてるのだ。だがそんな状態にありながらも、先日レアル・マドリード戦でも敗戦を喫し、国際舞台では2連敗。いったいペーター・ボシュ監督の下でドルトムントは、どれほどの強さを誇っているのだろうか?リーグ戦と欧州の舞台で見せる顔は、まるでジキルとハイドだ。

「レアル戦に負けたからといって、僕たちがそこまで落ち込むということはないよ」とこの日好セーブをみせていたロマン・ビュルキはチームを擁護するコメントを述べた。「レアルはCLの王者なのだから」同様の見方はヌリ・シャヒンもみせており、かつて自身も所属したことのある古巣との敗戦について「彼らは世界ナンバー1のビッグクラブ。彼らのクオリティは強大なものがある」と述べている。

しかしそのクオリティの高さは、少なくともブンデスリーガのクラブたちは国際舞台で全く見せることができていない。ヨーロッパリーグ出場の3クラブを合わせたここまで12試合すべての成績は、1勝2分9敗。しかもこの第2節に至っては、6戦全敗というおまけつきなのだ。

話を国内へと戻そう。週末に対戦するアウグスブルクは、開幕戦でこそ敗戦したが、その後の5試合では無敗を継続。勝ち点11で5位につけているところだが、果たしてドルトムントにとって実力を測る試合となるのか?それともオフェンシブなドルトムントにとっては、ただのスパーリングパートナーということになるのか?シャヒンはこの議論に口をはさむ意思はなく、「そんなに差が大きいものなのかどうかはわからない」とコメント。

その一方でロマン・ビュルキはむしろ、前回のCLトッテナム戦での敗戦後にケルン戦、ハンブルク戦、そしてグラードバッハ戦とつづけて圧勝を収め「僕たちはリーグ戦ですぐに自分たちを見出していた」と振り返っており、これから迎えるアウグスブルク、ライプツィヒ、ニコシア、そしてフランクフルト戦での奮起へ期待を寄せた。


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