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2017年10月05日

マルコ・ロイス「とにかく、サッカーがしたい…」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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今年6月に行われたポカール決勝にてボルシア・ドルトムントが優勝を果たした際、マルコ・ロイスは流れ出る涙を止めることができなかった。それは念願の初タイトルを獲得したからではない。この試合で前十字靭帯を断裂したドイツ代表は、「涙があふれ出てきた。とにかく、とにかく辛かったんだ」と、雑誌GQとのインタビューの中で語った。「そして2・3日後にも、また泣いてしまったよ。これまでのことが、走馬灯のように駆け巡ってきてね・・・」

ドイツ代表で大きな期待を抱かれながらも、キャリアを通じて幾度となく長期離脱を味わってきた同選手。代表での出場は29試合のみにとどまっており、「何が一番辛いって、リハビリの間は孤独な戦いを強いられるということさ。12〜16週間はまともに走ることさえできないと聞いて、心の底から落胆してしまった。これはね、気持ちの強さを試される1つの試練のようなものだよ。とにかくずっと1人で戦わなくてはならないのだから」と述べている。

現状については「フィジカルトレーニングをこなせてはいるけど、でも大腿にはあまり負荷をかけられないんだ。まずは前十字靭帯をしっかりと固定することが先決だからね」とのことで、「同じような日々を繰り返し過ごしている。時には何のかわり映えもないような感覚を受けながら。正直膝はとてもいい感じだし、むしろ良すぎるくらいなのかもしれない。それでもそこまでハードには取り組めないのさ。負荷をかけすぎることで、膝が不安定になってしまう危険性があるのでね」と説明。

「確かに僕たちトッププレイヤーというのは、大金を稼げる立場にはある。けれどもね、僕はどれほどのお金をくれてやったって構わないから、怪我なくサッカーができる日々を過ごしたい。とにかく、僕はサッカーをしたいんだ!」と辛い心境を吐露したが、しかし今の予定では、その時は早くとも来年の3月まで待たなくてはならない。

そしてその次のシーズンではどうなるのか?ボルシア・ドルトムントとの契約は2019年までであり、来夏には契約最終年度を1年残すということで移籍にも注目が集まることになる。「自分が刺激的に感じる海外のクラブは4・5つはある。それは確かだよ」と明かしたロイスは、「2019年には30歳になる僕にとっては最後の大きな契約を結ぶという意味になるし、別の方向にいくための最後の機会ともいえるかもしれないね」とコメント。ただし「今の所は、僕はボルシア・ドルトムントでとても居心地よく過ごしているけどね」とも付け加えた。