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2017年12月05日

元主力のスボティッチが示す「今のドルトムントに足りないもの」

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サッカーとは、ネヴェン・スボティッチにとっては1つのコンタクトスポーツだ。互いの体を激しくぶつけ合っての対人戦、肩と肩をぶつけ合っての競合いなどは、「サッカーでは当然のことだよ」と、まもなく29才の誕生日を迎えるセンターバックはそう断言する。

2008年にマインツ時代の恩師ユルゲン・クロップ監督の誘いを受けてドルトムントへと加入したスボティッチは、これまでリーグ戦通算192試合に出場。ブンデス2連覇、国内二冠、さらにはチャンピオンズリーグ決勝の舞台にも、マッツ・フメルスと共に守備の要として貢献してきた。

しかし2015年にトーマス・トゥヘル監督へと代わって以降、負傷の影響も重なってプレータイムが激減。昨シーズンの後半戦では出場機会を求めて、ケルンへとレンタル移籍している。

そして今シーズンからはペーター・ボシュ氏がチームを率いることになったのだが、それでも状況は変わらず今季出場したのは、センターバック陣がこぞって離脱した第9節のみ。しかし週末のレヴァークーゼン戦でボシュ監督は、リーグ戦6戦未勝利という悪い流れを変えるため、スボティッチに守備陣の安定化を託している。

「レヴァークーゼンのようなフィジカルな戦いを挑んでくるチームとの試合は、まさに僕向きなんだよ」そう語った元セルビア代表。だがそれはレヴァークーゼン戦のみならず、先日ホームの観衆の前で宿敵シャルケに4点差を追いつかれた場面でも見て取れた問題点だ。

「今のこのチームは、リーグ内で決してフィジカルなイメージを持たれているわけではない」とスボティッチ。むしろ華麗なプレーを魅せることで事態の打開をはかるタイプの選手が多く、特に守備面では相手FWに対して楽に仕事をさせてしまう傾向がみられている。

「僕たちはこういった部分を改善していくべきなんだ。対人戦でもっと存在感を出せないと」とスボティッチはコメント。特にレヴァークーゼン戦では、後半は数的優位に立っていたにも関わらず、対人戦勝率40%にも満たない結果を露呈した。

とくに軽快さをもってなかなかプレーできないような試合展開では、スボティッチが指摘するようにフィジカル面での存在感を示すことができなければ、現在陥っている不振からの脱却など困難だといえるだろう。

フィリップの診断結果は火曜、カストロはしばらく離脱へ



週末に行われたレヴァークーゼン戦での前半終了間際、相手DFヴェンデウによるハードファウルにより負傷交代を余儀なくされていたゴンザロ・カストロ。月曜日にはドルトムントはクラブ公式にて、足首の外側側副じん帯を損傷していたことが発表。しばらくの間、離脱を余儀なくされることとなった。

その一方で同じくそのレヴァークーゼン戦での開始4分に、対人戦へと臨んだ際に不運な形で着地し膝を負傷したマキシミリアン・フィリップについては、火曜日に負傷の度合いなど詳しい情報が明らかとなる模様。今夏にフライブルクから加入した若手FWは、ここまでリーグ戦11試合に出場して6得点をマークしているところだ。


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