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2017年12月17日

逆転勝利に導いた香川、約3カ月ぶりのホーム大歓声に「勝たないと味わえない雰囲気」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 約3カ月ぶりにシグナル・イドゥナ・パルクが歓喜に包まれた。ドルトムントは16日に行われたブンデスリーガ第17節でホッフェンハイムをホームに迎え、2-1で逆転勝利。前半戦最後のリーグ戦を白星で終えた。

 MF香川真司はフル出場し、2試合連続で2ゴールに絡んだ。1点ビハインドで迎えた62分、相手の堅い守備に苦しんでいた中、FWアンドリー・ヤルモレンコとFWピエール・エメリク・オーバメヤンがリズム良くダイレクトでパスをつなぐと、エリア内中央に走り込んだ香川が相手のファールを誘発。オーバメヤンの同点ゴールを演出したPK獲得のシーンを香川は、「唯一連動性が生まれた攻撃」と振り返った。

「それまではビハインドということもあり、硬さもあって効果的な流動性ある攻撃は生まれていなかった。ただ、あの攻撃の形はみんながいい距離感で、少ないタッチでできたので、僕が自然とゴール前に入って行けました」

 さらに終了間際の89分には逆転ゴールをアシスト。エリア手前中央でパスを受けた香川は、前を向くと、「シュートを打とうと思った」というが、とっさの判断でパスを選択。「自分のシュート力は分かっているんで。遠かったですし、相手も来ていたんで、より(ゴールの)可能性を上げるために、最後の最後で判断しました」。この絶妙なスルーパスに反応したMFクリスティアン・プリシッチが、ワンタッチで相手GKをかわし、逆転のゴールネットを揺らした。

 ドルトムントはこれでペーター・シュテーガー監督就任後2連勝。ホームでは9月23日の第6節ボルシアMG戦以来となる白星となった。未勝利が続いていた最近のホーム戦では終了前に帰路につく観客が目立ち、熱いサポーターが集まる“黄色い壁”(南側ゴール裏)でさえも崩れかけていたが、約3カ月ぶりの勝利にその強度が復活し、スタジアムを揺らす大歓声で選手を称えていた。2得点を演出し、逆転勝利に導いた香川は、「ホームで最後、何が何でも勝ちたかった。ああいう雰囲気は勝たないと味わえないので、ホントに良かったです」と語り、喜びを噛み締めた。


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