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2018年03月17日

シュテーガー監督、批判した理由は「私には2つの顔はない」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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ヨーロッパリーグでは不甲斐ない戦いぶりを露呈し敗退を喫したボルシア・ドルトムント。今シーズンにおいてもっとも沈んでしまった時期に入っているといえるかもしれない。ペーター・シュテーガー監督はハノーファー戦前に行われた会見の席にて、改めて選手たちへの批判を強調している。

そもそもザルツブルクにて「選手たち」がみせた、特に前半での戦いについては決してオーケーといえるものではなかった。そうシュテーガー監督は試合後から語っていた。ただその「選手たち」に該当するのはプレーしていた全ての選手にいえることではない。むしろ”その大半”はマリオ・ゲッツェに対して向けられたものである。

ただ決してゲッツェだけに向けられていたというものでもなく、指揮官はこれが大きく報じられたことについて困惑した表情を浮かべている。「私はあのとき、なぜ二人の選手をハーフタイムで交代したのかと尋ねられて、そこでそれぞれの理由について説明したまでだ」

当時、決して冷静さを失って批判を口にしたのではなく、「もしもまったくふさわしくないことが何か起これば、そのときには人間として明確に伝えることもあるものさ。そしてあのときは我々が納得できなかった選手たちというのが何人もいたんだ」とシュテーガー監督。

不甲斐ない形での敗退ということで、ドルトムントにとってはシーズンの谷間に入った感が漂い、さらに自身にとっては短期間で2度目となる欧州の舞台からの敗退を味わうことになったのだが、「我々はライプツィヒ戦でしっかりとしたものをみせていたし、そこで期待感というものは得られた。だがその後の第1戦では再びイマイチなパフォーマンスをみせてしまい、その時にこれがおそらくは悪い影響を与えてしまうのではないかと危惧していたよ」と明かしている。

ただ納得できるようなパフォーマンスを見せることができていないのは、ここ数ヶ月にも及ぶものだ。確かに今年に入ってからドルトムントは、リーグ戦において無敗を継続し3位浮上を果たしており、フランクフルト戦では「いいプレー」を見せた結果終了間際で勝ち点3を拾ったものの、その4日後には「決していいプレー」ではない戦いぶりで敗戦。

この異なる2つの顔を見せていることこそ、ドルトムントのファンたちの支持を得られていない理由であり、特に週末に迎えるハノーファーのような「厄介な」チームを相手にしては、どちらの顔をみせてしまうのかわからない。「いえることは、思ったほど安定感にかけているということ。バランスが取れていないし。全ての部分において、改善点があるといえるだろう」とシュテーガー監督は語った。

そのためこの試合では、選手の入れ替えを行う可能性がある。ただその理由の1つは、そのザルツブルク戦にて内転筋に問題を抱え交代を余儀なくされたマルコ・ロイスだ。候補としては若手ジェイドン・サンチョが考えられるだろう。「我々には力を出し尽くせる選手が必要だ」

そして最終的にはいい結果を積み重ねていきたいところである。「我々は全員で成功を目指していくようにしなくてはならない。それが重要なんだ」そのためには、時には厳しい批判の声もメディアの前で公言することも必要だ。「私自身には、二つの顔はない」

 


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