ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年05月24日

名将ヒッツフェルト氏から、ファヴレ新監督へ助言

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


かつてボルシア・ドルトムントで2度のリーグ優勝(1995年、1996年)を果たし、さらにその翌年にはチャンピオンズリーグ制覇をも成し遂げた、名将オットマー・ヒッツフェルト氏。その後輩となる、先日ボルシア・ドルトムントの監督に就任したルシアン・ファヴレ氏について、ヒッツフェルト氏はファヴレ氏の選手時代から振り返った。

「彼はいつだって試合を読むことができた選手だったよ」そう語ったヒッツフェルト氏は、「非常に高い知識を兼ね備えていたね」と賞賛。さらに「彼は他の人が見ていないところも見ている」とも述べ、その広い視野によって「彼自身が何を望んでいるのか、そしてこのチームが何を望んでいるのか」をまさに掴み取ることができる」と評している。

そして、そのファヴレ氏が求めているものを体現していくためには、新たな戦力の補強も1つの助けとなるが、ただ今の所はまだ、バックアップGKとしてアウグスブルクからマルヴィン・ヒッツの獲得を発表したのみ。しかしおそらくは準備期間がスタートする7月7日までにはさらなる動きをみせることだろう。現在ドルトムントではツォルクSDやヴァツケCEOに加え、マティアス・ザマー氏をアドバイザーに、さらに元主将セバスチャン・ケールも復帰した陣容で、チーム内の問題部分の解決に務めているところだ。

ヒッツフェルト氏は「ドルトムントはいい選手を取り揃えることだろう。そう楽観視しているところだよ。そしてファヴレ氏は来シーズンにむけて、多くのポテンシャルを手にすることだろうね」と語った。ではその旅路の行き着くところは、果たしてどこか。ヒッツフェルト氏は「バイエルンとのライバル関係を、長い目でみてふたたび続けて行くことができるだろうね」との考えを示している。

さらにヒッツフェルト氏は、高く評価するドルトムントの新指揮官に対して、1つの助言を提示。ルール地方では「明確な意見が求められるもの」であり、「はっきりとコミュニケーションをとっていかなくてはならない」と言葉を続けた。ただその一方で、おそらく問題にはならないとの見方も示し、たしかにクロップ監督のようなエンターテイメント性こそないが、おそらくファヴレ氏はドルトムントの人々から好意的に受け入れられることだろう。

「ファヴレ氏からはとても高い信頼感を感じられるからね」とヒッツフェルト氏。「グラードバッハのファンたちは、彼のことを愛していた。それから言えることは、彼は人々との繋がりを構築していくことができる人物であるということ。彼はグラードバッハにそのまま留まり続けられただろうし、決して追い出されるようなことはないはずだ。」と言葉を続けている。

ただ重要なことは、ファヴレ氏が早い段階で結果を残せるかだろう。「そうすれば、ファンの心をつかむことになるからね」そう語ったヒッツフェルト氏は、さらにファヴレ氏招聘のプラス材料として、その謙遜した姿勢についても評価、ファヴレ氏は常にチームの背後へと周り、自らがでしゃばるようなことはしないタイプの指揮官だ。


  • ブンデスリーガ・各チーム情報