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2018年07月07日

ファヴレ新監督、今季のドルトムントは「非常に高い位置に構える」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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就任会見当初、ルシアン・ファヴレ監督からは少し、緊張した面持ちが見て取れた。まず最初にボルシア・ドルトムントの印象について聞かれた際、右に座るメディア担当サシャ・フリッゲ氏に確認をしながら「常に我々は連絡を取り合っていたんだ」と説明。昨年からすでに加入を希望しており、「ドルトムントからのコンタクトがあれば、監督を生業にする人間にとって無視するようなことなどできないよ」と言葉を続けている。

そのときにマネージャーを務めるミヒャエル・ツォルクSDが、マイクの高さを調整。よりファヴレ氏の声が届くよう配慮し、「この挑戦を嬉しく思うし、とても楽しみにしている」と、新指揮官は意気込みをみせた。

還暦を迎えたスイス人指揮官は、これまでブンデス1部ではヘルタ・ベルリンや、ボルシア・メンヒェングラードバッハにて成功をおさめてきており、ドルトムントではトゥヘル前監督解任以来、3人目の新指揮官ということになる。

まず最初に後任を担ったペーター・ボシュ氏は、ロケットスタートをみせたもの攻守においてバランスを見出せず、12月からチームを率いたペーター・シュテーガー監督はそこからチャンピオンズリーグ出場権獲得まで導いたものの、そのまま契約期間満了に伴いチームを後にした。

そしてこれからはファヴレ氏が、自身のサッカー観をドルトムントにもたらすことになるが、「自ら積極的にプレー仕掛けていく」と宣言。そのためにはまずGKからはじまり、「中盤を支配し、前線ではインテリジェントに穴を見出さなくてはならない。かなり高い位置に構える必要性があるよ。ただカウンターを行える必要性もあるがね。それができないようではビッグクラブとはいえない。少し時間もかかるだろうが、それができればとてもいいチームだと思う」と述べている。

ミスへの分析については素早く着手されてはいるのだが、しかしまだ完全に仕上がっているというわけではなく「ドルトムントの試合を特に注目してみていたということではない。ニースではたくさんの仕事があったし、だから今いろいろと口にするというのは、なかなか難しいものがあるよ」とも。

ただ確かなことは、まだチーム作りにむけてさらなる動きをみせるということであり、「それで我々は合意している」とツォルク氏。「できるならもっと選手数を少なくしていきたい」ただファヴレ監督は「特に問題であるというわけではないがね」とも述べた。

その一方ですでに明らかとなっているのは、コーチ陣の顔ぶれである。アシスタントを務めるのは、かつてドルトムントのユースで育成され、ウェストハムでACを務めていたエディン・テルジッチ氏と、かつてグラードバッハでも同氏を支えていたマンフレッド・シュテッフェス氏(51)、そしてGKコーチはマティアス・クラインシュタイバー氏(40)が、”テディー”デ・ベア氏の後を受け就任する。


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