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2018年09月14日

ファヴレ監督に常に投げかけられる「なぜゲッツェを使わないのか?」の声

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 26人の選手たちの中から、GK2人、そして16人のフィールドプレイヤーを選出しなくてはならない、ルシアン・ファヴレ監督。そのなかで第3GKのエールシュレーゲルについては外れることは予想できることだが、それ以外については「監督として非常に難しい決断」を、ルシアン・ファヴレ監督は迫られることになる。「人として誠実に、そして事実を伝えなくてはならない。そうじゃなくては、うまくいくものではないよ」

 各ポジションで激しい定位置争いが展開されることになるドルトムントではあるのだが、そのなかでもミッドフィルダーのポジションについては「あまりにも分厚い選手層」を抱えている状態であり、確かにこれから迎えるタフなスケジュールに向けてどの選手にもチャンスはあるとはいいながらも、やはり例えばマリオ・ゲッツェのような選手にとっては厳しいところがあるのもまた確かだ。

 実際にいったいなぜゲッツェが起用されないのか?その質問がファヴレ監督に投げかけられないプレスカンファレンスはまず無い。そこにある理由の1つとしては、現在採用されている4−3−3システムという部分をまずあげることができるだろうが、もう1つ理由としてはファヴレ監督は中盤に、「非常にエネルギッシュな、アスレティシズムに長けた選手」を求めていることがある。別の言葉で表現するならば、ボールを持った時にその真価を発揮するゲッツェとは異なるタイプを求めているということにもなる。

 そもそもファヴレ監督はシステムについては、例えばトップ下を配置する4−2−3−1など「どのシステムにおいても、問題というのは発生する時には発生するものだ」と、決して万能薬では無いことを強調。つまりは逆の見方で指揮官の視点でみれば、今夏にチームの縮小化が思うように進まずに、これほどのオプションが控えている状況は、決して悪いものばかりともいえないということだろう。


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