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2016年03月09日

ドイツ誌kicker番記者:コヴァチ氏という思い切った決断

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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2部降格を何としても免れたいアイントラハト・フランクフルトは、これまで1部のクラブでの監督経験のない、ニコ・コヴァチ氏を招聘するという、思いきった決断を下した。


ヘルタ・ベルリン、ハンブルガーSV、バイヤー・レバークーゼン、そしてバイエルン・ミュンヘンでもプレーした経験を持つ同氏に課せられた使命は、あくまでブンデス1部残留を果たすということ。サインした2017年までの契約は、あくまで1部のみで有効となっている。


候補者の中には、フランクフルトで主将を務め、さらにシュトゥットガルトやシャルケでの監督経験もあるイェンス・ケラー氏の名前も浮上していたが、今回は両者が合意へと至ることはなかった。


現在チームは、アルミン・フェー監督の下で下降線をたどっており、入れ替え戦となる16位にまで順位を下げているところ。コヴァチ氏にはこの流れを変えることが求められるが、就任会見での同氏からは説得力が感じられた。いかに自身のタスクが厳しいものであるかは、本人も十分に承知しており、そのためのサッカー知識も情熱も持ち合わせていると言えるだろう。今回もクロアチア代表監督を務めた時と同様、弟のロベルト・コヴァチ氏をアシスタントに迎え、残留に向けた残り9試合の戦いが幕を開ける。


文:ミヒャエル・エベルト

Michael Ebert