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2016年08月21日

長谷部誠が語る「日本代表の“今”」…独占インタビュー動画

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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今年6月、日本代表は5年ぶりの開催となった「キリンカップサッカー2016」を戦った。初戦はブルガリアを相手に7-2の大勝を収めたものの、続くボスニア・ヘルツェゴビナには1-2で敗戦。


小林祐希や大島僚太といったA代表初選出の新戦力も加わったこの大会、日本代表はどんな成果を得て、どんな課題と向き合うことになったのか。主将として2試合に出場した長谷部誠が、日本代表の“今”を語る。

——6月の「キリンカップサッカー2016」を終え、どんな収穫がありましたか?

長谷部 収穫としては、攻撃の面で良いアクションが多く見られたということ。そして攻撃、特に前のほうのポジションでは若い選手が出てきています。レギュラー争いと言いますか、競争という意味ではすごくポジティブに捉えていますね。


——新しい選手が入ったことで、「新生日本代表」という感覚はありますか?

長谷部 もちろん感じる時はあるんですけど、でも、まだまだ足りないと思いますね。やっぱり中心となる選手が2014年、そして2010年からほぼ変わっていないですから。そういうことを考えると、「新生日本代表」という感覚は正直そこまで感じることはできていないですね。


——現在の日本代表の課題は?

長谷部 課題は挙げたらキリがないですね。ボスニア・ヘルツェゴビナのような体の大きい、フィジカルの強い相手に対して、高さだけじゃなく球際の部分であったりとか、そういうフィジカルの部分でかなりやられているという感覚がチームとしてありました。そこは永遠の課題だと思います。世界と戦う上では。でも、そこにしっかり向き合わなければ世界と戦っていけないことは間違いないですし、そこはもっともっと突き詰めていかなければいけない点だと思いますね。それとともに、前目のポジションに比べて後ろの守備、ボランチ、ディフェンスライン。そういう部分で言えば、まだまだ競争が足りないかなと。もっともっと若い選手、若い選手だけじゃなく中堅、ベテランもそうですけど、もっと競争力のあるチーム内の戦いが必要かなと思いますけどね。


——そうした試合の中でも、長谷部選手は強さを見せていました。

長谷部 キャプテンとして若い選手たちがなるべく早く馴染めるようにということは考えたりします。ただ、日本代表という場所は誰かに気を使ってもらって馴染むというよりは、やっぱりどんどん自分の良さを出して、ピッチ内だけじゃなくピッチ外でも溶け込んでいかなければいけない。そういう人間性とか精神的な部分も持ち合わせていないと、日本代表として戦えないと思いますし、世界でも戦っていくのは難しいかなと思いますね。


——現在の日本代表の雰囲気を教えてください。

長谷部 今、若い選手たちが少なからず入ってきています。もちろんキャラクターというのも人それぞれ違いますけど、そういう選手たちが入ってきたことによって、今まで日本代表にいた選手たちがしっかり危機感を持ってやれればいいと思います。ただ、今の僕の感覚としては、まだまだずっと日本代表にいる選手たちを脅かすような存在にまではなれていない。厳しい言い方をすればですけどね。そういう感覚は正直あります。ベテラン選手、中堅選手、若手選手、みんな人間的に素晴らしい選手がそろっているので、雰囲気はいいんですけどね。そういうピッチの中での争いという、そこの雰囲気に関してはもっともっと求めたいなと思います。


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