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2016年11月26日

長谷部「上を狙える」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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リベロという新しい役割で納得のパフォーマンスを見せている長谷部誠は、年内のうちに勝ち点を28にまでのせたいと考えている。

リベロという新しい役割で納得のパフォーマンスを見せている長谷部誠は、年内のうちに勝ち点を28にまでのせたいと考えている。



ドルトムントが危機的状況にある?2部降格候補の1つ?そんな言葉を聞けば、変な冗談にしか聞こえないだろう。しかしもしも開幕前に、第12節でフランクフルトと勝ち点で並ぶ聞けばどうだろうか?まさに現在その状況にあるのだ。だがその理由はむしろ、ここまでフランクフルトが好調なシーズンを戦っているというところにある。

そしてその両者が今節フランクフルトのホームで激突。しかも過去2年間、ドルトムントとはホーム戦でいずれも勝利。さらに最近14試合でのホーム戦では、4月9日のホッフェンハイム戦以外は無敗とホーム戦で特に強さを発揮しているところだ。

だが決してコヴァチ監督が選手たちの冷静さを失わせるようなことはしない。確かにわずかな修正で軌道へと戻すことができたが、しかし今季のホーム戦6勝の全てが1点差であることを考えれば一寸先は闇だったともいえる。「ちょっとうまくいったからっていい気になってはいけない。ただここまでは気の緩みはなかったね」とコヴァチ氏。仮にそのような状況に陥入れば、すぐさま熱く指導を行なっていくことだろう。

なお先日ガチノヴィッチが欧州リーグ出場権獲得への夢を口にしたほか、長谷部誠も「勝ち点21を得ていますから、上を狙える位置にはいると思う」とコメント。ただしそれと同時に、「年内のうちに勝ち点28まで載せられたらいいですけどね」とも言葉を続けた。

さらに今節のドルトムントで成功を収めるためには、日本代表主将はより意欲的なプレーが求められると考えており、「昨季はドルトムントに対してうまくディフェンスできましたが、でももっと攻撃的にプレーして、得点への脅威もみせないと」と長谷部。

そこには自分にも責任があるとも考えており、「僕はチームに安定感をもたらすだけでなく、もっと攻撃的に考えていかないといけないと思います」と意気込みを見せている。

最近はむしろ下がり目のリベロでプレーしていることを思えば、この発言は興味深いものだといえるだろう。3バックの中心でプレーする長谷部は、この新しい役割を即座にうまく実践へと移しており、恐ろしいほどにコンスタントなパフォーマンスを披露。ただし今回のドルトムント戦に関しては、マスカレルが出場停止にあることから、再びボランチの位置にもどるかもしれない。

だが”コヴァチ監督のリベロ”を失わないように、攻撃的なファビアンを中盤に配置することも考えられるだろう。

ユリアン・フランツケ(翻訳:kicker日本語版)


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