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2017年03月05日

コヴァチ監督「長谷部はどの監督からも喜ばれる選手」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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ここまでリーグ戦22試合のうち、実に19試合でフル出場を果たしている33歳の日本人MF、長谷部誠。

先日のポカール8強ビーレフェルト戦では、発熱のために欠場を余儀なくされたが、しかし週末のフライブルク戦に向けて、万全の状態で臨むことになりそうだ。

そんな長谷部誠について、ニコ・コヴァチ監督は「サッカーをしている若い子たちにも、そして人間としての部分でも、彼はまさに模範となる人物だよ」と大きな賛辞を送り、さらに「どの監督だって、長谷部のような選手がいたらうれしいものさ」と言葉を続けた。

コヴァチ監督は、そこまで褒め言葉を口にするタイプではない。だがピッチで全力を尽くせない選手に叱咤激励すると同時に、長谷部のように、ピッチの内外で模範となる選手については公の場でしっかりと賞賛する指揮官でもある。

コヴァチ監督の下では、本職のボランチに加え、今季からは3バックの中央でリベロとしてプレーすることもある日本代表主将。その冷静かつ明確なプレースタイルにより、「チームに確実性と安定感をあたえてくれる選手なんだよ」とコヴァチ監督。「うまく予想することができるし、多くの場面で先に動きにでている姿を何度も目にしているよ」と評しており、今季はkicker採点平均3.21をマークしているベテランは、プレーのなかで大きな意義をもつだけでなく、若手のまとめ役としてもチームに貢献しているところだ。

さらに長谷部は、言い訳をしない選手でもある。コヴァチ監督とヒュブナーSDは、0−3で敗戦したレヴァークーゼン戦について疲労を理由の1つの掲げていたが、長谷部は「確かに短い期間で3試合あればきついですけど、それは他のチームも同じことですし、言い訳にはなりません」と一言。

またインゴルシュタット戦では、数的不利のなかで同点となるPKを決めきれず、さらにその後のチャンスも決めきれなかったが、そこで長谷部は失意をみせるのではなく、むしろ堂々と「2回目のチャンスで、しっかりと決めなくてはいけませんでした」とコメント。

そんな長谷部は、週末のフライブルク戦での出場で、奥寺康彦氏を抜いて日本人最多出場記録更新となる。

なおそのフライブルク戦に向けて、コヴァチ監督は先日のポカール準々決勝を振り返り「パフォーマンスには満足がいかないが、勝利が後押しとなるよう願っている」と述べ、「心身ともにフレッシュさが必要だよ。フライブルクは精力的かつアグレッシブなチームだし、プレーも良くなっている。あの順位にふさわしいし、しっかり守って、そしてオフェンスでもしっかりとみせていかないと。無得点では勝てないのだし」と語った。


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