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2017年11月16日

スイス代表フェルナンデス、元フランクフルトFWへのブーイングを非難

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北アイルランドとのワールドカッププレーオフを、初戦は1−0、そして続く第2戦では0−0で切り抜け、見事ロシア行きの切符を掴み取ったスイス代表。そもそも予選では、10試合で勝ち点27を稼ぎながらもプレーオフに進出したこともあり、フランクフルト所属のジェルソン・フェルナンデスも「結果には満足だ。ちょっと変な気分だね。勝ち点27でプレーオフを戦うなんて。北アイルランドとの試合は難しかったけど、でも第2戦では意欲でつかみとったよ」と振り返った。

しかしその一方でこの試合では、決定機を決めきれなかった元フランクフルト所属のハリス・セフェロヴィッチに対し、交代の際にファンからブーイングが浴びせられる場面も見受けられており、このことについてフェルナンデスは「チームとしてどうかと思う。ハリスはチームのために戦い、そして精力的にプレーしていた。それはチームのみんなが知っていることだ。それまでに全力を尽くしていれば、そのぶんだけゴール前ではそこまでフレッシュな状態ではないことだってある」と擁護。

「僕たちは決して大国とはいえない国なんだ。それでも4大会連続で出場権を獲得しているのだし、もっと地に足をつけて考えてもらいたいものだね。そして僕たちがどれほどいい戦いをしていたのかをみてほしい。僕たちの場合はよりクレバーに、よりインテリジェントに取り組んでいかなくてはならない。ハリスに対して起こってしまった今回の件は、ただただ残念なだけだよ。もうこういうことがおこらないように願っている」と言葉を続けた。

なお同選手自身は負傷による離脱の影響などにより、所属クラブでの実践経験不足も合間ってこの日はベンチで試合を見守ることになったが、「もちろん僕には実践が不足しているし、それは走り込みとかでカバーできるようなことではない。練習で全力をつくし、そしてテンポをつかんでいきたい」とコメント。しかし最近ではリベロを務めていた長谷部誠がボランチでプレー。その3バックの中心にはアブラームが入っており、さらにボアテングもオプションに加わるなど、ボランチのポジション争いは厳しさを増している。


また今回の代表戦では、アンテ・レビッチのクロアチア代表がプレーオフを制して出場権獲得。前回のブラジルワールドカップでも参加していた同選手だが、その後に監督に就任したチャチッチ監督からは招集を受けることなく代表で窮地に立たされていたものの、10月から就任したダリッチ監督からは再び招集を受けている。

さらにセルビア代表のミヤト・ガチノヴィッチもA代表から招集を受けており、すでに4試合出場して2得点1アシスト。今回のワールドカップではまだ22才という年齢からも大きなアピールへと繋がる可能性があるだろう。

ただ33才の長谷部誠にとってはそういうわけにはいかないだろうが、しかしながら日本代表で主将を務める必要不可避なMFは、フェルナンデスと同様に3大会連続でワールドカップの舞台へと立つことになるはずだ。加えてメキシコ代表のマルコ・ファビアンと、カルロス・サルセドも招集を受けることが見込まれている。


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