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2017年12月03日

膝に問題つづく長谷部誠「プレーするには痛み止めが必要」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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プライベート面では、長谷部誠はこの上なく順調だ。最近は夫人とともに、3ヶ月半になる愛娘がフランクフルトへと引っ越しており、「家族はフランクフルトで、とても居心地よく過ごしていますよ」とコメント。だがその一方で、サッカーの面でみれば、33才のベテランは1つの試練の時を迎えている。昨シーズンでは3バックの中心であるリベロ、もしくはボランチの主力としてチームを支えた同選手だったのだが、今シーズンは思うようにピッチに立てない日々が続いているところだ。

その最大の要因となっているのが膝の負傷。今年の3月11日に行われたバイエルン・ミュンヘン戦にて、ミュラーのシュートをクリアした際に膝をポストに激突。その後に日本で膝の手術を受けており、現状について長谷部は「膝はとても調子のいいときもあるんですけど、でもまたよくなかったりもするんです。この痛みがどこからくるのか、医師にもよくわからないみたいなんですよね」と説明。しかしファイタータイプのMFは「ただ懸命に治療を目指していますし、毎日フィジオセラピストと励んでいるところです」と意欲的な姿勢を示した。

今シーズンの長谷部は、ニコ・コヴァチ監督より8試合で先発、1試合では試合途中から出場。先日のレヴァークーゼン戦ではベンチメンバーから外れており、練習でも時折参加を見送る様子が見受けられる。確かにその冷静沈着なプレーとビルドアップでのクオリティは、チームにとって好影響をもたらすものではあるのだだが、「試合のためには痛み止めを摂る必要があるんです。それでほとんど痛みからは解放されるんですけど、でも毎日摂取するわけにもいきませんし」と日本代表主将。

その一方でその視線の先には、今夏に行われるロシア・ワールドカップへと向けられていた。「ワールドカップという大きな目標があります。これまで南アフリカ、ブラジル大会でも出場して、代表として106試合でプレーしてきましたが、ただいままではドイツと対戦した経験がまだ1度もないんです。」

そしてその後のプランについては、まだ不透明となったままだ。フランクフルトとの契約は今シーズンいっぱいまでになっているものの、クラブ側から延長の話し合いも、シグナルも受け取ってはいないという。「でもうクラブ側が少し慎重になるのもわかります。膝がまだ完調を果たしたわけではありませんしね」と長谷部。だがいつの日か、アイントラハト・フランクフルトを去る日がきたときには、1つのアイデアを思い描いていることも明かしている。

「あと1・2年くらい、母国のJリーグでプレーすることが頭にはあります。もしもそのチャンスがあれば、ではありますけど、そのあとで、またドイツに戻ってきたいですね。」


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