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2018年01月04日

長谷部誠「これからもフランクフルトでプレーできれば…」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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リーグ戦10試合、国内カップ戦2試合。それが今季の前半戦において長谷部誠が出場した試合数だ。長谷部の出場を遮った最大の理由こそ、以前に手術を受けた膝の問題に長期間悩まされ続けてきたことにあるが「復調までに随分と時間がかかってしまいましたね」と振り返った長谷部は、「前半では良かったりわるかったりという感じで、これはこの手の怪我では至って普通の事なんですけど、今はかなりいい感じですし、体調の良さをピッチ上で発揮したいと思います」と語った。

昨シーズンはコヴァチ監督から本職のボランチのみならず、リベロとして3バックの中心でもプレーしていた同選手。フランクフルトからの高い評価にいまだ陰りはない。マネージャーを務めるフレディ・ボビッチ氏は「誠はまさにトップレベルのプロだ。体調に問題さえなければ、我々にとって非常に重要な選手の一人だよ」と評価。さらに日本代表主将とは、近く話し合いを行いたい考えを示している。「体調と安定感を見ていくことになる。そして数週間後には今後について話し合うことになるだろうね」


もしも長谷部の膝がこれからも安定していくならば、さらに1年間の延長を結んだとしても決して驚くことではないだろう。それは長谷部自身も希望を公言していることであり、ただその一方でクラブに対してプレッシャーをかけない謙遜さものぞかせた。「今の所はまだ何も決まっていません。僕はここでとても居心地よく過ごしています。もちろんこれからもフランクフルトでプレーできればとは思いますよ」

ただそれが実現しない場合は、長谷部は新たな挑戦を模索していくことになる。その選択肢の中にはJリーグや米国MLS挑戦も。「興味深いオファーだと感じれば、どんな可能性もあるとは思います。」だがその一方で現役引退後の行き先についてはすでに明白だ。「家族もフランクフルトでとても居心地よくすごしていますし、数えきれないほど口にしてきましたけど、引退後はドイツにとどまりたいと思っています」と強調した。


そして今夏にはキャリアのハイライトの1つとなるロシア・ワールドカップが控えており、その後には再びフランクフルトで国際舞台で戦っていきたいとも考えている。「もちろんそれは1つの夢です、来シーズンに欧州の舞台で戦えれば。昨季も僕たちみんなが欧州への意欲を口にしていましたが、しかし実現には至りませんでした。夢見ることはいいのですが、しかし節度を保つ必要もあります」

そのためにはチームとしては、前半戦で18失点しか許さなかった安定した守備力だけでなく、「オフェンス面で改善していかないといけません。オフェンスはFW陣だけによるものではなく、GKからもはじまるものです。僕たちみんなが改善していかないと」と長谷部は要求。このままいい状態を維持していければ、長谷部はリベロ、そしてボランチとして、その経験をクオリティをもって引き続きチームの助けとなることだろう。


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