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2018年03月07日

【インタビュー】長谷部誠、延長にむけ「良い話し合いした」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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現在リーグ戦4位につけているアイントラハト・フランクフルト。センセーショナルな好パフォーマンスをいってもおかしくはないだろうが、この成功を支える選手の一人として名前を挙げられるのは、疑問の余地なく長谷部誠である。34歳の日本代表主将は、本職のボランチとしても、3バックの中心で「クォーターバック」を担うときでも、常にチームにとって頼れる存在だ。そんな長谷部誠が火曜にインタビューに応じ、今季いっぱいまでとなっている自身の契約、フランクフルトの伸びしろ、CL出場への夢、日本代表、今節のドルトムント戦とマインツ戦、そして鎌田大地について語った。

長谷部誠が語る…

…ここ2試合のアウェイ戦で見せているもろさ

「ちょっと悪いプレーを見せてしまったと思います。その前にはとてもいい戦いを見せていたのですが。次のドルトムント戦は、もちろん難しい試合ですけど、でも僕たちはもっとパフォーマンスを向上させていかないといけません」

…ドルトムントのプレースタイルについて

「ドルトムントは前の方からプレッシャーをかけてきますし、アウグスブルク戦やシュトゥットガルト戦とは異なり、攻撃的なサッカーを展開してくることでしょう。僕たちとしては少し戦術的に変えていかなくてはならないかもしれません。そこまでポゼッションできないでしょうし。ただそれがむしろ功をそうするかもしれませんよ。僕たちが多くボールをもてたときは、そこまで勝利を収められているわけではありませんから」

…昨年3月に手術し長い間くるしめられていた膝の状態について

「昨年は浮き沈みの激しい1年でした。ただどうしてなのかはわからないのですが、今は嬉しいことにもうまったく問題がないんですよ。確実に冬季休暇がよかったんだと思います。フィジオや医師が日々最善を尽くしてくれました。前半戦ではあまりいい感覚を得られずに、時折8・9割がたの力でプレーしていたんです。でもこの2ヶ月半については、また100%の状態になったという感じですね」

…今季までの契約について

「先週にマネージャーのボビッチ氏やヒュブナーSDと一緒に、ポジティブな話し合いができました。まだ確実に言えるわけではありませんが、今は膝が持ちこたえて定期的にプレーすることができていますし、両者ともによりよい感覚を持てているところですね。おそらくはこの夏以降も、フランクフルトでプレーする可能性はあると思います。また引退後についても話をしているところで、もちろん何も具体的に言えることはありませんが、でも引退後もフランクフルトにとどまることはよく想像できますよ。」

…フランクフルトで約4年間過ごしています

「フランクフルトは素晴らしい街です。ここには多くのポテンシャルがあり、街は大きく、国際的で、アイントラハトはもっと大きなクラブになれると思いますね。バイエルンほどとはいえませんが、ただもっと成長していくと思いますよ。」

…ヴォルフスブルク時代以来となるCL出場への夢について

「もちろんそれは大きな夢です。でも監督は数週間前に、僕たちは3月の代表戦のあとになってから目標を口にしてもいいと言っていました。まずはドルトムント戦、そしてその後のマインツ戦に集中しています。」

…日本代表での出場の可能性について

「まだ召集を受けるかはわかりません。でも僕たちはベルギーでマリやウクライナと試合をしますので、今回はそれほどの移動があるわけではありません。たぶん電車でもいけるんじゃないですか(笑」

…ここまでブンデスで2番目に少ない失点27

「戦術的にいいというところもありますし、GK含めディフェンス面でうまくポジショニングできているというのもあります。ただうちではFWやMFもとてもよく取り組んでくれていますし、チームとしてとてもよく守れていると思いますね」

…3バックの中央でプレーしたり、ボランチとしてプレーしたりという状況だが

「この質問はもう100回は尋ねられていると思うのですが、答えが変わることはありません。僕が得意としているポジションはボランチですが、しかしリベロとしてもいい感覚をもってプレーしています。どこでプレーするかは、僕にとって大した問題ではありません。」

…ライン・マインダービーとなる、マインツ戦について。ポカールでは3−0で退けていますが

「もちろん別物の試合となるでしょう。マインツは確かにそこまでいい流れにあるわけではありませんが、でも僕たちと戦うときには特別なモチベーションをもって臨んできます。ポカールでは思うようにいかなかったでしょうし、ファンのことも含めて意欲的になっていることでしょう。なので、難しい試合になると思います。」

…就任から2年がたつニコ・コヴァチ監督との取り組みについて

「ここまで素晴らしい仕事をされています。就任して間も無く、僕たちは1部残留を果たすことができました。そして今は僕たちは4位につけています。戦術面や精力さ、練習量などに少し手を加えており、それは食事面にまで及びました。サッカー選手としてより良くなることばかりで、非常に良いことですよね」

…苦しい立場に置かれている鎌田大地について。シーズン当初は3試合に出場していましたが

「今は彼にとっては難しい状況にあります。21歳で、大きなポテンシャルをもった選手。でももっとドイツ語を勉強していかなくてはいけませんし、ピッチでの取り組みでも少し変えていかないといけないところがあります。日本のリーグとドイツのリーグでは、もちろん特にフィジカル面やアグレッシブさという点で大きな違いがあるんです。ただ彼は良い人間性を持ち合わせていますし、高い意欲も持っています。これからも引き続きハードに取り組み続けていくなら、うまくやれる可能性はありますよ」

 


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