ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年04月07日

ニコ・コヴァチ監督「長谷部誠はソルジャーだ」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


日曜日に行われるホッフェンハイム戦では、オマル・マスカレル(中足)、カルロス・サルセド(鎖骨)、そしてアンテ・レビッチ(ふくらはぎ)をそれぞれ負傷で欠いて臨むことになるニコ・コヴァチ監督。しかしながら足指に負傷を抱えていたマルコ・ルスについてはチーム練習復帰を果たしており、この試合ではオプションとなる見通しだ。ただポイントとなるのは、果たしてどのようにしてレビッチの穴埋めを行なっていくかということになるのだが、コヴァチ監督は「それは難しいことだね」と述べ、「確かに選手はいるし、解決策を見いだせるとは思うよ。代役候補としては、マルコ・ファビアンの名前をあげることができるだろう。ブレーメン戦でいいプレーをみせていたね。それ以外にも、セバスチャン・ハーラーも控えているし可能性はある。それにダニー・ブルームもオプションの一人だ。試合まで考えてそして決断を下していくよ。」と述べている。

その一方で確実に先発出場を果たすのが、先日フランクフルトとの契約を2019年まで延長したばかりの長谷部誠だ。「誠はここ数年、本当に成長をしたと思うね。彼は日本代表の主将を務めている選手であり、3バックの中心としても、ボランチとしても常に我々の助けとなってくれる存在だ。誠はどこで起用されても、決して不平不満を口にすることなく、常に力を出しつくす、なんでもできる、疲れ知らずの選手なんだ。ぜひ強調しておきたいのだが、彼はまさに「ソルジャー」というタイプの選手だよ。どのクラブも彼のような選手を必要としている」と惜しみない賛辞を贈った。

なお週末に迎えるホッフェンハイム戦は、フラクフルトにとって今シーズンを左右しかねない重要な一戦でもある。ともに欧州の舞台を争うなかで、もしもここでホッフェンハイムを叩くことができれば、フランクフルトは残り5試合で勝ち点差を6にまで拡大させることに成功。逆に敗戦を喫すればホッフェンハイムに交わされ、欧州リーグ出場圏外へと転落することになる。試合にむけてコヴァチ監督は「サッカーをしながらクオリティをしっかりと発揮させていくためには、どうしてもある程度のスペースは生まれてしまうものだ。だから攻守のバランスを見出す必要があるよ。ホッフェンハイムを相手に前のめりに行って背後を突かれるようなミスは許されない。」とコメント。「本当に素晴らしいチームで、素晴らしい監督がいて、魅力的な読みにくいサッカーを展開するクラブだ。様々なシステムに対応でき、テクニックをもったいい選手が揃っている。スペースを常にみつけ、そして守備の穴へ攻撃をしかけていく。難しい試合になるよ」と予想している。

フランクフルトからみれば、まさに先日ホームで勝利をおさめたライプツィヒ戦に共通した部分であり、そのときのように対人戦に積極的にのぞんで相手に食らいついていき、カウンターからの危険な場面をつくらせないような戦いをみせていきたいところだ。

そして会見の最後に、現在噂にあがっているバイエルン・ミュンヘンの後任監督について、どう気持ちの整理をつけているのか?との問いに、コヴァチ監督は以下のように返答した。「そんなことはまったく意識していない。人生には、もっともっと大切なことがあるものだよ。昨日、私は葬儀に参列したんだ。とても心が痛かった。わずか4歳の子供を見送らなくてはならないなんて。そんな気持ちのなかで、そういったことを口にも出す気などならない。そんなことは、どうでもいいことさ」


 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報