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2018年05月03日

K=P.ボアテング、2020年まで契約残すも、残留は明言せず

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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当然のことながら今回、ケヴィン=プリンス・ボアテングが行なった発言に対して、あまり敏感になりすぎるべきではない。決して契約を2020年まで残すアイントラハト・フランクフルトから退団したいと口にしたわけではないのだ。ただ来季も引き続きプレーすると思うか?との問いに同選手は「僕は今は土曜日の試合のことを考えているし、それが今の頭のなかにある唯一のこと。これから締めの2試合を迎えるわけで、自身の事以外、全力を出すと言うこと以外に意識はしていないよ。」と返答。「あくまで試合に集中しているのであって、フランクフルトに残るかどうかではないんだ。今の僕はアイントラハト・フランクフルトのメンバーであり、まだ2年間の契約を残している。にもかかわらず、他のこと考える必要なんてないだろう?」

さらにその話の流れのなかで、今度はニコ・コヴァチ監督の移籍が、さらなる流出を生み出す可能性に及び、「そんなことは考えていない。何人が移籍するなんてよう見ないね。今の僕たちはそんなことを考えてもいないよ。いまは次の試合のことだ。誰が来年どこにいくかなんて考えるようなヒマなんてない。僕たちはまだ休暇に入っているわけではなく、まだ取り組まなくてはならないんだから。ただ決まったことは監督が移籍するということだよ」と答えている。

確かにボアテングとコヴァチ監督は、ヘルタ・ベルリン時代から互いを知るなかであり、そしてともにうまくハーモニーがとれた関係でもあった。「今の僕たちの成功の9割はニコ・コヴァチ監督によるもの。だから彼はこのクラブにとって重要な人物なんだ」と述べ、最近のファンが見せる苛立ちについては「確かに人々の失望は理解できるし口惜しいことだろう。でも僕たちにはまだ素晴らしい戦いが待っている。だから僕としては前向きに臨んでいきたい。ネガティブではなくね」と語っている。「監督の移籍を聞いた時は、もちろんみんながショックを受けていた。(その後の連敗については)僕たちはプロだよ。そんなニュースでチームが崩れて勝利できなくなるようなことがあってはならない。すぐにこのことにクリアに対応し、チームに動揺が広がることなく、もしそれが起こってもそれに対抗しなくてはならないんだ」

なおそのボアテングは、大腿筋の負傷により2試合の欠場を余儀なくされたが、ハンブルク戦では復帰が見込まれており「いい感じだよ。もう特に痛みもないし、また出場できるのを楽しみにしている。チームの雰囲気はとてもいいし、選手たちもいい感覚を覚えていると思うよ。楽しんで、そしてこれからも全力を尽くしていく。だって最近の数試合ではそれが少し不足していたから。限界まで出しきっていなかったよ。ちょっと一息ついてしまったところがあったけど、でもそれはフランクフルトでは許されることではない。それで失点を重ね、試合に敗れてしまった。その辺りを土曜日の試合では改善していきたい。僕たちとしては再びよりアグレッシブに、そしてあまりチャンスを与えないようにしたいよ。それが僕たちのストロングポイントだからね」と胸を張った。

そんなメンタリティをもつボアテングの存在は、週末のハンブルク戦のおいて重要なものとなることだろう。バイエルン戦でみせたような気の抜けたパフォーマンスはもう許されない。「選手たちをまとめて、そしてポジティブに戦うということをまだ思い起こさせたいと思う。僕たちは全力をだしたいし、とてもモチベーションが高いよ。だってお返しをしていかなくてはならないからね。ファンのみんなは、僕たちが悪いパフォーマンスをみせても、それでもサポートしてくれたんだ。これからも上位につけたいと思うし、そのためには勝利しなくてはならない。僕たちはまだ自分たち次第だし、もちろん来季はヨーロッパリーグで戦いたいと思うよ」

そしてコヴァチ監督移籍問題について、以下のような考えを示した。「僕たちは落ち着きを保つ必要があると思うね。誰も僕たちアイントラハトがここまでの位置につけるなんて期待していなかっただろう。そしてこんなチャンスがあるということもね。僕自身、まったく思っていなかった。僕たちは素晴らしいシーズンを過ごしている。数試合まけたくらいで落ち着きをうしなうようなことがあってはならない。前をむくこと。僕たちにはあと3試合残されている。そのうちの1つはタイトルがかかった決勝の舞台だ。そしてそれも自分たち次第なんだよ。これ以上のシーズンも、僕たちにはそうないことさ」確かにいい言葉だ。あとはこれを実践にうつすのみだ。


 


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