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2018年08月02日

長谷部誠、アディ・ヒュッター新監督の印象について「賢明な指揮官」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 ガイスでのトレーニングキャンプ5日目。前日にエンポリとのテストマッチを行ったフランクフルトの選手たちは、午前中に軽めの調整を行い、午後には自由日が与えられていた。

 これから間も無くして、今季最初の公式戦であるDFBスーパーカップ、本拠地でのバイエルン戦を前に長谷部誠は「いいプレーができていたわけではありませんでした。立ち上がりは決して悪かったわけではなかったんですけど、でも20分すぎてからはそこまで組織的にプレーができていたわけではありませんでしたね」と、0−2で敗戦を喫したエンポリ戦について振り返っている。

 「ただ言い訳をするわけではないんですけど。でも疲労が蓄積しているところもありますし。ビルドアップで多くのミスをおかしましたが、ピッチコンディションが悪かったというのもありました。ただそれでももっといいプレーをするべきだったとは思います」

 エンポリ戦ではヒュッター監督は、試合の終盤で3−4−2−1システムから4−4−2システムへと変更。ただ右ウィングに入ったファビアンはスピードが不足しており、これはあくまで臨時での対応だ。

 なお以前にマネージャーを務めるフレディ・ボビッチ氏が地元紙に対して「アディは2トップを好んでいる。可能であれば4−4−2を採用する傾向にある」と説明していたその布陣であるが、しかしそのためのウィンガーが不足しているという状況にある。

 ここまで今夏ミュラーのみウィングを獲得している背景には、レビッチの残留が不透明となっているということも影響しており、売却となった場合にはその資金を手にさらなる動きにでる可能性はあるだろう。

 システムの問題は長谷部誠の起用法にも影響する。3バックでは昨年のコヴァチ監督と同様にその中心に入った同選手だが、4−4−2システムではボランチへと上がっており、これは特に今夏加入のトロが即戦力として活躍をみせられない場合を想定した時にはより重要になる選択肢だ。少なくとも今回のエンポリとのテストマッチでは、これまで順調にこなしていたトレーニングキャンプでの印象をピッチ上で発揮することはできなかった。

 そんななかで長谷部は落ち着いた表情を浮かべており、「両方ともいけますよ」とコメント。今夏にロシアで行われたワールドカップにて主将としてチームを牽引し、そして代表としてのキャリアに幕を閉じてこれからクラブのみに集中するベテランは、新監督の印象について「監督はとても賢明で意欲的で、そしてインテリジェントな感じですね」と述べている。


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