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2018年03月20日

シュトライヒ監督「あれはオフサイド」しかしDFB審判員協会が反論

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「残念なことに開始から4分、シュトゥットガルトがオフサイドであったにもかかわらず、我々の選手をブロックしていたんだよ」そうマリオ・ゴメスの先制点につながった、フリーキックの場面について振り返ったクリスチャン・シュトライヒ監督。「オフサイドの位置にいる選手がアクティブだった。にも関わらず、誰もそのことに気づくことがなかったんだ。わからないよ、あそこまではっきりとしていたというのにね。」と、その批判の矛先は主審のフェリックス・ブリヒ氏のみならず、この日ビデオ判定を担当したベンヤミン・ブランド氏にまでおよんだ。

シュトライヒ監督が指摘するように、本当にそこまで明らかなものだったのか?この日中継を行なったEuroSportでのビデオ確認では、シュトゥットガルトのゲントナーがオフサイドのポジションに足だけが位置しており、そこでブロックのための動きをみせていた。ただ実際に誰をブロックしていたかについては、そのビデオでは確認ができておらず、おそらくはニルス・ペテルセンであることが想像される。さらに明らかにオフサイドのポジションにいたエリック・トミーについては、ロビン・コッホの方向へと向かって走っており、こちらもアクティブだった。

ただいずれのケースにしても、TVで観戦していた者からするならば、ブロックを行なっていたことについては明らかだったとはいえない。ただ試合後のシュトライヒ監督は、別の見方をもっていた可能性はあるだろう。つまり主審のブリヒ氏が、ビデオ判定審判員に確認をするということをしなかったという点だ。

「こんな試合展開にはイラ立ちを覚える」とくに前回のシュトゥットガルト戦でも、ビデオ判定の結果でソユンチュが早々にレッドカードで退場を受けるということがあり、「あれは最悪だった。そして今回もまた、こういうショックが起こってしまっている。イレギュラーな形でゴールが決まってしまったんだ。これでは落ち着いて試合を戦うこともできないよ。」ただ今回の敗戦が、この先制点だけのせいだったとは考えてはいない。「シュトゥットガルトの方がいい戦いをみせていたし、彼らが勝利にふさわしかったことについては、疑問はないさ。」

一方でDFB審判員協会のルッツ・ミヒャエル・フレーリヒ氏は、kickerに対して反論。「あのフリーキックの場面では、確かに何人かの選手がオフサイドポジションにいましたが、誰もボールに向かった動きも、そして対人戦でボールに関係していくこともありませんでした。つまりゴール前にあげられたボールで、その受取手だったのは、マリオ・ゴメス1人だったということになります。この状況ではオフサイドになりません。」そしてこう結論づけた。「ゴールは正しい判断によるものであり、まったくおかしなことではありませんそしてビデオ判定審判員はこのことをチェックしていたでしょうが、オフサイドではなかったために特に介入はしなかったのでしょう。」

ただ他のシュトゥットガルトの選手がブロックをしていたかについて、特にフレーリヒ氏が言及しなかったことはサプライズだとはいえるだろう。フライブルクでは同様の形で年末に行われたポカールにて、ジェローム・ゴンドルフがロビン・コッホに対してブロックを行なっていたとして、フィリップ・バルグフレーデのゴールがカウントされなかったということがあったためだ。

すでにフライブルクからの反論は展開されている。「すでに決定してしまったことではあるが、ただ審判員協会へ質問状を送っている。」と、ヨッヘン・ザイアー代表取締役はコメント。「もしもアクティブに守り手をブロックしても、それが特に罰にならないということであれば、これからセットプレーを守るにあたって我々のオプションは、さらに広がっていくということになるからね。これはとても効果的なディフェンス方法ということになるよ。」と言葉を続けた。

 


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