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2018年04月10日

テル=シュテーゲン、GK転向のきっかけは「鼻血」

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今から4年前の2014年夏、4才から18年間にわたって所属してきたボルシア・メンヒェングラードバッハに、涙を浮かべて別れを告げたマーク=アンドレ・テル=シュテーゲン。いまやバルセロナの守護神として、世界トップクラスのGKの一人に数えられるまでの飛躍を見せているところだが、しかしながら実はグラードバッハのユース時代では、ゴールを守る側ではなく、むしろゴールを決める側としての活躍を夢見ていた選手でもあった。

「鼻血がきっかけでね、それで僕はGKへと転向することになったんだよ」と、米国メディアのザ・プレイヤーズ・トリュビューンに語った同選手は、「10才のころ、グラードバッハのユースチームで、しょっちゅう鼻血を出す選手がいてね。なぜなのかはよくわからないんだけど、ただ彼はゴールキーパーをしていたんだ。そして試合の度に鼻血を出していたんだよ。それで監督は誰かをゴールキーパーに据える必要があって、誰もなりたがらなかった中で僕に御鉢が回ってきたのさ」と振り返っている。

そのころのテル=シュテーゲン少年は、「得点を決めることが大好きでね。それでサッカーをしていたんだよ。ゴールを決めた時は嬉しかった」とコメント。だがそれから16年が経ち26才となったテル=シュテーゲンは、バルサに所属するドイツ代表として、世界トップクラスのGKの一人にまで数えられる選手となった。

「あのときは、いきなりゴールの前に立たされたんだよ。でも嫌いじゃなかったね。夢中になったというわけでもなかったけど、でも楽しくはあった。そしてゴールキーパーを経験していく度に、徐々に気分の良さが増していったんだよ。でも本当はFWとしてプレーしたかったんだよ。でも監督は僕のプレースタイルが好きではなかったし、「足をしっかりと上げて走っていない」とも言われていたんだ」

そしてある時、テル=シュテーゲンに対して2つの選択肢が突きつけられたという。「ゴールキーパーを務めるのか、それとも別のチームに移籍して、そこでFWを続けるのか」そこでテル=シュテーゲンは「特に悩むこともなかった。即決したよ」とのこと。「確かにその時には他のクラブから、FWとして僕のことに興味をもってくれていたけれど、でも僕にとって重要だったのは、得点を決めることよりも、グラードバッハでプレーしつづけるということだったんだ。理由はシンプルだよ。ふるさとだったし、4才からここ一筋できていたからね」

そして今日でもユース、そしてトップチームで活躍をみせた古巣への愛情に変わりはないことを強調した。「グラードバッハはずっと僕にとって特別なクラブだ。あそこでキャリアがはじまえり、そしてその後にはどんなサッカー少年たちも夢見る、ここカンプノウでプレーできるまでに成長させてくれたのだからね」


 


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