ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年07月08日

FWを模索するグラードバッハ、武藤嘉紀もリストアップ?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


今夏ではFWの補強を課題として掲げている、ボルシア・メンヒェングラードバッハ。ここ数年は昨季より主将を務めるラース・シュティンドル(181cm、80kg)が、長年グラードバッハのオフェンスを牽引してきたラファエル(174cm、69kg)と共に2トップを形成してきたが、今夏にフィジカルなプレーがウリのFWラウル・ボバディジャ(181cm、88kg)が移籍し、二人とは異なる高さをもったハノーファーのニクラス・フュルクルーク(189cm、83kg)獲得をめざし粘り強く交渉。だがそれが実を結ぶことはなく、最終的に残留が明らかとなった。

その一方でグラードバッハはフュルクルーク獲得への模索と並行する形で、ニースのアラサン・プレア(181cm、79kg)獲得も目指しており、こちらについては獲得に迫っていると見られている。だが大衆紙ビルトはさらに、グラードバッハはもう一人のFWの補強を模索している可能性を指摘。ヨシプ・ドルミッチ(183cm、81kg)に対して、すでにバーンリー、ボーンマス、ワトフォードらから関心がよせられており、さらに同選手が「将来どうなるかわからないよ」と語ったことも紹介。ただまだグラードバッハが望む、移籍金500万ユーロには届かないオファーが提示されていると伝えた。

清武弘嗣や長谷部誠ともプレーしたニュルンベルクで17得点をあげる活躍をみせたドルミッチは、チームが2部に降格したのに伴いレヴァークーゼンへと移籍。しかしそれ以降はここまで思うようにことは運ばず、ハンブルクへとレンタル移籍するもそこで膝に重傷を負って9ヶ月の離脱。復帰を果たした昨季はリーグ戦12試合のうち先発は2試合となり、さらに今年4月おわりに今度は膝の軟骨を損傷。保存療法によって回復をはかり、第12節で復帰。今季はリーグ戦13試合に出場して(先発4)、終盤3試合では全て先発出場。いずれも得点をマークする復活劇で飾り、今夏のワールドカップでは、コスタ・リカ戦でも得点をあげている。

そういった状況を受けてビルト紙によればグラードバッハは、FWの補強としてドルミッチと同じくワールドカップに日本代表として参加した、武藤嘉紀(179cm)をリストアップ。移籍金額としては、そのドルミッチと同じく今季いっぱいまで残す武藤獲得に”明らかに1000万ユーロよりは下回る”金額を見込んだ。また同紙によればグラードバッハのマックス・エベールSDは、マインツで自身と同じ職務を担うルーヴェン・シュレーダー氏との武藤嘉紀について話をしているとのことで、ビルト紙は武藤はグラードバッハにとって「力強いプレーと、得点力を兼ね備えており、完璧にマッチするだろう。さらに年齢はサッカー選手とってベストだ」との見方を示している。

2015年にFC東京からマインツへとわたった同選手は、ここまでリーグ戦66試合に出場して20得点10アシストをマーク。現在参加中の日本代表としては、これまで23試合に出場している。今季は開幕から10試合目までに、3得点2アシストをマークするなど上々の滑り出しをみせていたものの、第13節から負傷により残り前半戦を離脱。ただし後半からは開幕から2試合で3得点を記録し、第33節のドルトムント戦ではチームを残留へと導く、値千金の追加点をヘディングで決め、今季8得点目(4アシスト)をマークした。マインツとの契約は2019年までで、今夏にはヴォルフスブルクからの関心が伝えられたものの、すでにヴォルフスブルクはウェクホルスとギンチェクの二人のFWの獲得に成功している。


  • ブンデスリーガ・各チーム情報