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2017年10月16日

主将酒井が伊藤に檄も、指揮官は擁護「現状では仕方がない」

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前回のブンデス先発デビューに続き、再びハンブルクのなかで数少ない好印象を残した伊藤達哉。しかしそのフレッシュなパフォーマンスをみせた日本人MFに対して、主将を務める酒井高徳は檄を飛ばしている。

特に酒井が気にかけているのはフィジカルコンディションであり、「まだブンデスリーガのレベルにはないですね」とコメント。さらに「毎試合で50〜55分で交代してしまうようではチームの助けにはなりません」と言葉を続けた。

だがその一方でマルクス・ギズドル監督は伊藤のコンディション面について「擁護する」との考えを示しており、「彼は長期間に渡って離脱していたということがある。それにブンデス1部での負担は大きいものがあるんだ。彼が55分プレーできることを、むしろうれしく思っているよ。彼をピッチで見るのは楽しいね」との考えを述べている。

ただし指揮官が伊藤達哉を先発起用しなくてはならない理由は他にもある。ハンブルクでは特にオフェンスで開幕から主力選手の負傷離脱が続いており、ようやく前々節でアーロン・ハントが、先日の代表戦期間ではフィリプ・コスティッチが復帰を果たしたばかりだ。

この試合で伊藤とポジションをシェアしたコスティッチの方は、まだフィジカルが万全ではないことからも、次戦のバイエルン戦では再び伊藤とジョブ・シェアリングをすることになるだろう。

「本来ならば、伊藤を最後の30分間で起用することが理想的なのだろう。だが、我々が置かれている現状ではそうもいかんのだよ」と説明したギズドル監督は、「今の所は、まだポジションを分けていかなくてはならない状況なんだ」と語った。


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